AI時代の読書術

Kindle ハイライト: Kindle本の上級者が使ってブッチギリの差をつけている「ハイライトとメモ」のスマート活用術とは?


2022年3月27日更新

Kindle ハイライト: 本好きな人が抱える悩みの一つに、「本が大好きだけれど、読むヒマがない。積読が増えてばかりで、必要な知識が使えない。【あとで読む】本ばかりが増えて、不安で眠れない。」そんな気持ちがあります。

そんな中、Kindle本の上級者は、ある「ブッチギリの差をつける」読書をしていることをご存知ですか?

この記事では、彼らが使う「Kindle本のハイライトとメモの活用術」を探っていきます。

読書好きが抱える悩みとは

私たちは読書が大好きです。紙の本を手にして活字の海を読み進むとき、日常の雑事からは別世界の時間に没頭することができます。

私たちが本を手にするとき、無意識のうちにそこに出会いを求めています。また、本から学んだ知識を役立てたいとも考えています。

しかし、「読んだ内容を後から思い出せない」「記憶に残らない」と感じていたり、「記録に残せない」「使えない」「活用できない」と感じてはいないでしょうか。

この結果、「ついつい流し読みになってしまう」「読み終わらない」そして「興味を持って購入するが、のちのち積読になって本棚に眠ってしまう」といった状況が増えることになります。

私自身、読まれないまま本棚や果ては数々の段ボール箱に収まりきれなくなり、机の上や棚を占拠して部屋の空間を圧迫する日々に悩んでいました。暑い夏の日にそれを紐解くと痒くなって困ります。

これは読書好きが一度は(あるいは長年にわたって)経験する問題です。

海外でも「本の虫(book worm)」という言葉で熱狂的な本好きを指すようですが、日本語にも同じ言葉があるのはうなずけます。

本の虫の桃源郷・・・

本の虫が読書をするときに求めているのは、以下の様な理想郷ではないでしょうか。

  • (できるだけ短い時間に)本を読み終えて、その内容を理解し、使えるようになりたい
  • 本で得た内容が血となり肉となり、自らの成長を助け、知識を役立てたい

もちろん、本を読むこと自体、本を読む時間そのものが何ものにも代えがたい至高の時間という人もいるでしょう。読み終えたという達成感をスリルに感じるのかもしれません。

株式会社クロス・マーケティングが2015年9月に1,200人を対象に行った「読書に関する調査」では、74.2%が「単純に読書が面白いから」または「ストレス解消」(29.6%)と言っていますが、一方で「40.9%が教養を高めるため」あるいは「読解力や文章力の向上などの自己投資」(26.8%)と言っています。

私たちの多くが知識欲や自己の向上のために読書をしています。そこでここでは、本が血肉になり得た知識を役立てることで高い価値を創造する読書について焦点を当てていきます。

これを達成するには、次のような要素が必要になってきます。

  • 受動的な読書」(流し読み)を「積極的な読書」(行動を起こして活用する)に変革する
  • 本のコンテンツに対して行動を起し、得た知識を実際に活用する
  • 数ある読書術のアプローチを活用する

私たちは、ますます忙しい毎日を過ごしています。仕事や家事、その他雑事に取られ、残ったわずかばかりの自由になる時間を読書に当てるのであれば、その「投資収益率(費用対効果)」は、限りなく高くしたいものです。

これまでにも、長年にわたって読書の大家が少なからずの優れた読書術を公開してきました。私自身、とても参考にさせていただいています。(紙の本や電子書籍の読書術については、「電子書籍の読書術: あなたの読書が驚くほど加速する厳選7冊とは?」で詳しく解説しています。)

とは言っても、これを進めていくにあたって次のような障害があるのも確かです。

  • 紙の本に書き込みをするのをためらう
  • 読書ノートを作りたいがその時間がない

この「紙の本に書き込み」というやつ、意外と苦戦していませんか?

一つには、親や先生の教えなのか、本に対するレスペクトなのか、「本にペンで書き込みをするのにはかなりの勇気が必要」です。更には、実際に勇気を振り絞って書き込みをするとしても、机に座って正面に置かれた見開きに「かしこまって」書き込むことになります。

また、多くの読書術で勧めているように、本に書き込んだ箇所を書き出して読書ノートを作ることの効果も十分に理解できます。そうは言っても、問題はそれにかかる時間です。

1冊の本の書き込みを読書ノートに書き出すのは、非常に大きな労力と時間を必要とします。「レバレッジ・リーディング」を書かれた本田直之氏は、彼の秘書に任せているようです。

私自身、図書館から何十冊と借りてきた本の重要な箇所にしおりをつけ、後から使い回しできるようにパソコンに書き出しました。なんと、1冊あたり3時間から4時間もかかりました。

よほど読書に思い入れがある、あるいは仕事の研究や出版などの執筆活動に向けた読書であれば必要かつ不可欠なアプローチであることは理解できます。しかし、一般的な読書としては、これは少々非現実的になりがちです。

kindle ハイライト: 電子書籍が可能にする読書術

私自身、電子書籍が登場して一番大きな変化は、夏に本を探しながら「虫に困らなくなった」点です。半分冗談です。(笑)

ジョークはさておいて、私は電子書籍が可能にする読書の一番大きなメリットは「スピード」だと考えています。

インターネットの登場以降、情報はますますデジタル化され、仕事やコミュニケーションのスピードが加速しています。それと同時に、処理が必要となる情報や仕事の量が増え、私たちが自由に使える時間が減っています。

ここに電子書籍がデジタル化された本として登場しました。本がデジタルになったら、何が変わるのか。まだ私たちは、その全貌をよく理解していません。

電子書籍はスマホやタブレットなどの画面に表示されるので、書き込みができないと思っている人が少なくありません。もちろん、この後説明するようにマーカーを引いて書き込みをすることもできます。それがハイライトとメモと呼ばれる機能です。

これらは、紙とは違い電子書籍を「汚す」ことはありません。また、デジタルなデータとして記録されるので、後からデジタル処理できるのも大きな利点です。これの特徴を活用すれば、後から説明する「デジタル読書ノート」や「読書データベース」を本を読みながら蓄積していくことさえできます。

また、このハイライトとメモは、Kindleリーダーアプリが提供する読書機能の一つで、読者がKindle本を読みながら、Kindle ハイライトを「積極的な読書」を簡単な指の動作だけで操作していくことができます。

これは、画面をなぞる(スライド)させて重要な箇所を選択して追加していきますので、同時に電子辞書機能、オンライン百科事典のWikipediaとの連携、翻訳機能などで選択した言葉やフレーズの意味をより正確に、かつ幅広く理解することもできます。

こういった機能や指での操作は、これまでの紙の本にはありえないものでした。ですから、最初は戸惑ったり操作方法に迷たりすることもあるかもしれません。

しかしこれは、数年前にスマホが登場してスワイプやタップに面食らったのと同じで、その後すぐに慣れ当然のように使うようになるのは間違いありません。

こういった機能や読書術は、知ると知らないとでは後々電子書籍の読書に大きな違いを生むことになります。この詳細については、別途、あとから説明していくことになります。

 

この記事の後からの説明は、日ごろ手にする機会が多いAppleとAndroidのスマホにインストールされたKindleリーダーアプリを前提に進めていきます。タブレット端末も基本的には同じです。

iOSとAndroidのアプリはインターフェイスや操作方法が微妙に違いますので、必要に応じて分けて説明します。

1、Kindleハイライトとメモとは何?

ハイライトとメモとは何か、まずは基本的なところから説明します。

  • ハイライト
    紙の本にマーカーでラインを引くように、重要な箇所やフレーズに印をつけられる機能のことです。青、ピンク、黄色、オレンジ色の4色を使うことができます。
  • メモ
    ハイライトした箇所について、テキストで自由にコメントの書き込みができる機能です。紙の本にペンでコメントを書くのと同じです。

2、ハイライトとメモを使うことのメリットとは?

・積極的な読書で記憶に残りやすい

ハイライトとメモを活用することで、ただ「読み流す」受動的な読書ではなく、手や指を動かして単に文字を読むだけではない目の動きを強制的にともなうことで、より積極的な読書ができます。

これは「読んだら忘れない読書術」で樺沢紫苑氏が指摘しているように、読書と同時に書き込みをするなどの指の動作があると脳が活性化し記憶に残りやすいという利点があります。

・選択した箇所を記録に残せる

ハイライトした箇所やメモは、選択した箇所の位置データとともに、そのままデジタルデータとして記録されます。これは、後から本を開いても使えますので、消えることなく読書の履歴として残ります。

・4色のハイライトを活用することで知識の分類ができる

ハイライトの4色を使って後から使いたい重要な言葉やコンセプトを色分けして分類し、後からそれぞれの箇所を面白いように利用することができます。また、色分けすることで記憶にも更に残りやすくなります。

例えば、齋藤孝氏は著書「三色ボールペン情報活用術」で「三色ボールペン方式」を推奨しています。

例えば、3色を以下のように使うことができます。

  • : 特に重要な箇所
  • : 重要な箇所
  • 黄色: 興味を引く箇所
齋藤孝氏の三色ボールペン方式をKindleのハイライトに使う

・読書中に得た知識、重要な箇所やフレーズを再利用できる

ハイライトやメモは、あとから説明する「Amazon Kindleサイト」や「Clippings.io」「Evernote」などのクラウドサービスで利用できます。このデータを使えば、読書ノートや読書のナレッジベースとして、後から検索したり再利用できます。

3、ハイライトとメモを利用する具体的な方法

・ハイライトしたい箇所を選択する

ハイライトとメモを使う方法は簡単です。コンテンツ内の文章の特定の箇所をハイライトするには、ハイライトしたい箇所を長押しします。

すると、ルーペで虫眼鏡のように長押しした箇所が拡大表示されます。ハイライトしたい箇所が正確に選択されていれば、そのまま指を離します。

フレーズや文章であれば、最初の箇所を一秒以上長押し、指を離さずにハイライトしたい最後の箇所までドラッグします。一行内であれば、行に沿ってゆっくりと指をドラッグします。複数行に渡ってハイライトしたのであれば、行をまたいで指をドラッグすると行単位でハイライトされます。

ドラッグ中には指先がルーペで拡大表示され、一文字ずつハイライトする文字を正確に選択できますのでとても便利です。

この中の指を離すと、Androidの場合には、ハイライトの吹き出しメニューが開きます。間違えた場合は、メニューの中にあるXのついている色をタップするとハイライトを解除できます。

iOSの場合は、最後に選択した色でハイライトされます。ハイライトの色や削除など編集したい場合は、ハイライトされた箇所をタップすると吹き出しのハイライトメニューを開いて行います。

Androidのハイライトやメモを編集したい場合は、読書メニューバーの右端にあるメニューボタンをタップし、「メモとブックマークを見る」を選択します。「メモとブックマーク」画面で編集したいアイテムを長押しします。すると、編集ウィンドウが開きます。

ここから、ハイライトの色やメモの編集を行います。編集しないで元に戻るには、編集ウィンドウ以外の画面をタップします。

iOS、Androidどちらもハイライトメニューを開くと、下にはWikipedia、翻訳、辞書のウィンドウが並んでいます。隠れているアイテムはスワイプして表示できます。

KindleリーダーアプリでハイライトとWikipediaを使う
Kindleリーダーアプリからハイライトと辞書を使う

・選択した箇所に4つの内から一つの色を割り当てる

吹き出しのメニューでは、赤、青、黄色、オレンジの4つの色からハイライトの色を選ぶことができます。右側には、コピー、メモ、シェアボタン(iOSのみ)が表示されています。

  • コピー: タップしてハイライトした箇所をコピーし、ワードやエディターなどに貼り付けることができます。(本によっては制限があります。)
  • メモ: メモの作成画面を開き、ハイライトした箇所にメモを追加することができます。
  • シェア: iOS限定の機能です。タップしてTwitterやFacebookでハイライトした箇所をフォロアーやおともだちとシェアできます。

語句やフレーズをハイライトした場合、辞書Lookup機能が自動的にその定義や意味を表示します。これ以外にも、WikipediaではWikipedia内を検索、翻訳機能では自動的に翻訳をします。

Wikipediaとは、一般的に調べ物などに利用されているWeb上で公開されたオンライン百科事典のことです。だれでもが参加して編集できるという特徴があり、信憑性などは保証されていませんが、詳細かつ網羅的な情報源として多くの人が活用しています。

翻訳機能では、bing.comの翻訳機能を使って自動的に翻訳結果を表示してくれます。翻訳の技術は日進月歩です。以前は使いものにならないという感想を述べる人が多くいたのは事実です。しかし現在では、おおよその意味をつかむ程度の実用性があります。

語句やフレーズに加え、コンテンツ内の画像にハイライトやメモを追加することもできます。ハイライトやメモを加えるには、画像を長押ししてハイライトメニューを表示します。

 

 

4、読書中にマイノートから活用する

・マイノートとは

マイノート」とは、iOS用のKindleリーダーアプリのハイライト、メモ、ブックマークの管理機能です。

Kindleリーダーアプリから「マイノート」を使う

ブックマーク」とは、本のしおりと同じように、Kindle本の特定のページに印を「貼り付け」て後から該当するページをすぐに開けるようにする機能です。

ハイライトとメモは、このマイノート画面で一覧表示できます。また、ハイライトの各4色毎に、フィルター機能で絞り込んで表示できます。同じように、メモやブックマークも絞り込んで一覧表示できます。

また、マイノートの一覧表示リストから、それぞれのアイテムをタップすれば、該当する箇所に瞬時に移動することができます。

Kindle本の中を移動する方法はいくつかあります。

電子書籍の欠点の一つは、読んでいる場所がわからなくなる、直前のページや、本の中を自由に移動する方法がとても分かりづらいという点があります。これは、次の2つが最も簡単な方法です。

  • Kindleリーダーアプリの目次」と「本が本文の最初に持つ目次」の2つを使って行き来する
  • 本の読書中に画面中央をタップして画面下に表示される「読書ナビゲーションバー」を使う

これに加えて、マイノートとハイライトを使えば、予め重要や面白いと感じた箇所のリストからターゲットを絞り込んで直接移動できる点がすぐれものです。

・マイノートの活用方法

ハイライトやマイノートは、単純に本の見栄えを良くするだけではありません。これらは、読書から得られる知識を自分自身の血肉にし活用するための大切な情報源となっていくことになります。ここでは、その具体的な方法を解説します。

注意:ここで解説する内容は、iOSのiPhoneやiPadのKindle無料アプリの「マイノート」機能を中心に解説していきます。Androidのスマホやタブレット端末では「ブックマークとメモ」という機能がこれに該当しますが、フィルターなど、iOSの一部の機能はありません。

読書中または読了直後にマイノートをスワイプしながら一覧する。

Kindle本を読み終えるまでには、本文の中に眠っていた重要なコンセプトやキーワードが思う存分にハイライトされてきました。この内容は、iOSでは「マイノート」で、Androidでは「ブックマークとメモ」で確認できます。

マイノートは、iOSでは本を開いた状態で画面中央をタップし、画面下に現れる読書ナビゲーションバー右にあるハイライトボタンをタップして開きます。

Androidでは、画面上に現れる読書メニューバーの右側にあるメニューボタンをタップして「メモとブックマークを見る」を選択します。

マイノートでは、Kindle本のように画面の左右をタップしてページをめくるのではなく、ブラウザのように画面を上下にスワイプします。

ここでは、ブックマーク、ハイライト、メモが位置No.の昇順のオーダー(位置No.1から下に行くほど大きい番号)で並んでいます。(マイノートを開いたときに閲覧していたページに近い位置No.が画面の上から下へ表示されています。)

フィルターを使って、それぞれの色ごとに見直す(iOSの場合)

マイノートをスワイプして、おおよその雰囲気がつかめたところで、これを効果的にレビューしていきます。最初はその多さに戸惑うかもしれません。しかし、それぞれの色でフィルターをかけることで驚くほどのスッキリ感を味わうことができます。

先程の例では、ハイライトの4色を次のように使い分けていました。

  • : 特に重要な箇所
  • : 重要な箇所
  • 黄色: 興味を引く箇所

これらは、それぞれの色ごとにフィルター機能を使って絞り込み表示できます。

Kindleリーダーアプリの「マイノート」をフィルター機能で絞り込む

例えば、赤はアプリの「ピンクのハイライト」に対応しています。iOSのマイノート画面で画面左上隅の「フィルター」をタップし、「ピンクのハイライト」を選択します。すると、赤の最も重要なコンセプトやキーワードに該当するハイライトだけが章や節のタイトルと一緒に表示されます。

このように、ブックマーク、メモ、すべてと色別のハイライト別にフィルター機能を使って選別して表示し、4つの色ごとにハイライトした箇所を確認できます。それぞれのアイテムにあるスター(星)アイコンをタップすれば、「星付き」のフィルターをかけ、より絞り込むこともできます。

また、スマホで読んでいる時に、後から詳しいメモを追加するための注意書きをメモに残していた場合には、ここでメモを追加できます。

・マイノートを使う利点

紙のノートやパソコンに書きだす必要が無い

ここで重要な点は、本の読了時点ですぐにマイノートが使えるという点と、パソコンや紙のノートに書き写す必要はないということです。(私が図書館から借りてきた本にしおりとブックマークで印をつけた本の箇所を全てパソコンに打ち込むには、3時間から4時間が必要でした。)

読んでいるその場で読書ノートが出来上がる

齋藤孝氏は、三色ボールペン方式を使えば、書き込んだ本自体が読書ノートととして使えるため、わざわざ別に作成する必要はないと言っています。この考え方に従えば、三色ボールペンをKindle本に使うことにより、読書ノートがその場で出来上がると言えます。

後からコピーペーストして活用できる

さらに、ここで見ている情報は、AmazonKindleと呼ばれる読書用サイトで、あとからブラウザ上で全て確認できます。また、あとからパソコンで、マイノート全文をコピー・ペーストさえできるのです。

ハイライトとメモをマイノートからレビューすることの意味や重要性とは、一体どのようなことでしょうか?

それは、本を読んで特定された「重要な箇所と関心のある箇所」(知識と他の人の経験)に、いつでもアクセスして利用できるようにすることです。自分の読書体験から選別された知識や自分が感動した箇所にいつでも戻れるのです。

これは、これまでの紙としての本を所有するという考え方から、読書から得た知識をいつでも使える知識の「資産」として所有するという考え方への移行を促すものです。

従って、ここで手に入れたハイライトとメモの情報は、自分自身が長年の読書から学んだ大切な資産となっていきます。

5、Amazonの読書管理ポータルサイトReadAmazonを活用する

・読書管理ポータルサイトReadAmazonとは?

ハイライトとメモをさらに便利なデジタルデータとして再利用できるようにしてくれるのがReadAmazonと呼ばれるAmazonが提供するサイトです。

ReadAmazonhttps://read.amazon.co.jp/notebook)とは、Kindle本用の読書サイトです。

利用方法は簡単です。上のリンクからサイトにアクセスし、画面右上のログインボタン(「Sign in」)をクリックしてログインします。

トップページからは、Notes & Highlightsをクリックしてハイライトを表示します。

 

Your Highlights(ハイライトとメモ)

ハイライトとメモのデータを一覧管理できます。ハイライトを削除したり、メモを追加編集したりできることに加えて、リンクをクリックして該当ページをKindle for PC/Macで開くことができます。

これは、Kindle本の読書時にハイライトやメモをした箇所とその履歴を表示してくれる超便利な機能です。デジタル読書ノートの作成に関しては、この中の「Your Notes」を利用します。

Your Notesでは、最新のハイライトを追加したKindle本が一番上に表示されます。ハイライトは位置No.の降順で下に並びます。

・Kindle本毎の読書ノートを作成する

先ほどの「読んでいるその場で読書ノートが出来上がる」では、マイノート自体が読書ノートになる効果があるとしました。

しかし、このAmazonKindleを使えば、マイノートのデータを読書ノートのように簡単にファイルへ書き出してとして活用することができます。

スマホやタブレットのKindleリーダーアプリでハイライトした時の色は、左側に表示されています。

このページに表示されているということは、デジタルなデータとして活用できることを意味しています。紙の本の書き込みを書き写すしかなかったものが、デジタル処理できるのは画期的なことです。

この後から、どのように活用していくのかを説明します。

Your highlightページを活用する

先ほどのYour highlightページを最初に開いたときには、直近でハイライトを追加したKindle本のハイライトとメモが表示されています。

より以前にハイライトしたKindle本のハイライトやメモを表示するには、画面の一番下までスクロールします。

すると「Loading…」と表示され、しばらく待つともう1冊が表示されます。複数のKindle本のハイライトを表示したい場合には、これを繰り返していきます。

ハイライトやメモの編集方法

この画面上では、ハイライトは削除することができますが新しく追加することはできません。ハイライトを編集するか追加するには、スマホのKindle無料アプリでKindle本を開いた状態で行います。また、パソコンのブラウザからKindle for PC/Macを開いて行うこともできます。

画面右側の「Option」の「Open in Kindle」のリンクをクリックすると、パソコンにインストールされたKindle無料アプリが開きます。はじめてクリックした場合は、パソコン用のKindle無料アプリのダウンロード画面が開きます。PC版またはMac版のアプリをダウンロードしてインストールして下さい。

ReadAmazonの画面からはまた、それぞれのハイライトにメモを追加編集することができます。それぞれのハイライトの最後にある「Add a note(メモを追加)」をクリックしてポップアップの編集画面から入力します。「Delete this highlight(このハイライトを削除)」をクリックすれば、ハイライトを削除できます。

Your Highlightページから読書ノートを作成する

Kindle本の読書ノートを作るのは簡単です。ブラウザ上に表示されたAmazonKindle画面の該当する部分を選択してコピーし、テキストエディタやワープロにペーストする(貼り付ける)だけです。

ただし、これだけでは先程のハイライトやメモの編集用の読書ノートとは関係ないリンクも一緒にコピーされ、見づらいため使い物になりません。

これは簡単な操作で削除できます。テキストエディタやワープロの検索置換の機能を使います。

Yellow Highlights」など不要な文字は、エディタの「すべて置換」を選択するだけです。置き換える文字には空欄にしておけば、きれいに削除できます。

位置No.は、あとから「Kindle本内で該当する箇所を検索したり移動したりする時に使う」ので残しておきます。

 

タイトルの下にある次の3点も、記録のために残しておいてもよいでしょう。

  • xx Highlights | xx Note(s)(ハイライトの数とノートの数)
  • Last accessed on xx, 2022(最終変更の日時)

すると、以下のように使える読書ノートの原稿が出来上がります。

不必要なリンクを削除したら、あとはこのテキストファイルを自分の読書ノート用のフォルダーに保存するだけです。

このデジタル読書ノートは、信じられないほど簡単に作れるのが特徴です。必要な作業は、わずか数分で完了です。

クラウドに保存してクロスデバイスで活用する

これまでの説明で、Kindle本では読書をしながらマーカーやペンで書き込みをするように重要な箇所に記録を残すことができました。これは、電子書籍内であれば「マイノート」で一覧表示し、さらにフィルターで絞り込むことができました。

また、Amazon Kindleを使えば、デジタルデータとして使える事が分かりました。1冊について何時間も必要な追加作業です。通常であれば諦めてしまうところで、電子書籍のデジタルな特徴があるからこその貴重な読書の武器となります。

この「デジタル読書ノート」は、スマホだけでなく、様々な場所からあらゆる端末でアクセスできます。DropboxGoogleドライブなどのクラウドストレージサービスを使えば、バックアップになると同時に、パソコンでもスマホからでもアクセスして閲覧と編集ができます

この簡単な作業で置き換えることで、これまで紙の本とノートを使った1冊に何時間もかかった作業を省略できます。そればかりか、読書ノートから得られた知識を使って新しいアイデアや自分の文章を書くなど、利用価値はさらに広がります

また、デジタルとなった読書ノートは、編集する、検索するなど、アウトプットに必要な作業をする際に非常に大きな違いを読むことになります。この2点だけでも、紙の本からKindle本に引っ越す大きな理由となります。

6、データベース化/外部データベースサービス(Clippings.io/Evernote)

AmazonKindleはAmazonが提供するKindleストアの顧客向けの読書ポータルサイトが提供するサービスです。

これと連携して、さらに読書から得た知識のデータを活用するサービスがあります。別途、詳しく解説していく予定ですので、ここでは簡単に概要を解説します。

Clippings.io

clippings.ioはKindleのハイライトを整理して利用するサイトです

Clippings.ioは、AmazonKindleやKindle端末と連携してKindleストアで購入したKindle本のハイライトやメモを同期して活用するサイトを提供するサービスです。(「読書におすすめのアプリとサービス: 厳選35 – 電子書籍と本の読書を別次元に進化させる方法」参照)

もともとは英語のみのサービスでしたが、日本語を含めた世界11カ国の言語で提供されるようになりました。Clippings.ioの特徴は以下のとおりです。

  • Kindle本の全てのハイライトとメモを本ごとに管理できる
  • ハイライトとメモをカテゴリーやタグで管理
  • AmazonKindleにはないパーソナルドキュメントのハイライトとメモを取り込んで管理できる
  • PDFやテキストファイルなど多数のファイル形式でエクスポートできる
  • 強力なフィルター機能でデータを抽出できる
  • Evernoteと自動連携できる

Evernote

Webデータを整理して記憶するサイトEvernoteのトップページ

Web情報をクリッピングするサービスとして有名なのがEvernoteです。ウェブ上のデータをカテゴリーやタグに関連付けて個人用の知識データベースのように使うことができます。また、強力な検索機能で後からデータを検索して見つけることができます。

このEvernoteが提供するWebクリッパーを使えば、簡単にブラウザ上の情報をデータベースに取り込むことができます。AmazonKindleのページ上に表示されたハイライトやメモも、Webクリッパーで簡単に取り込むことができます。

また、先ほどのClippings.ioと連携すれば、AmazonKindleのデータを自動的にEvernoteのマイブックに取り込むことができます。

これらを組み合わせて最大限に活用することで、これまでの紙の読書では考えられなかったような「スピード」と「処理能力」で別次元の読書が可能になってきます。

これらのサービスを電子書籍の読書にどう取り込んでいくかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

Evernote読書術: 超速でデジタル読書ノートを作り力強くアウトプットする

 

さらに楽しい読書をお考えであれば、Kindleのハイライトや読書ノートの作成方法については、最近の拙著が詳しく解説しています。


デジタル読書のすすめ: クリエーターのための
「知識からアウトプットまでの一貫したプロセス」が手に入る! 大山賢太郎著

 

あなたは、この記事を読んでどのような感想をお持ちですか?あなたにとって、Kindleとはどんな存在ですか?

ぜひ、あなたのコメントを下のコメント欄からお知らせください。

 


参考文献
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コメントを表示

  • 有用な記事ありがとうございます。早速EvernoteのWebclipper使っています。

    ハイライト機能に関してですが、「ページまたぎのハイライト」をmac版Kindleでしたいのですが、できなく、ネットで探しても方法が見つからないのですが、ご存知ですか?

  • kindle読書に切り替えたものの、結局読書ノートは手打ちをしていたため、大変参考になりました。

    読書ノートの作成について、お聞きしたいことがあります。
    kindleの「メモとハイライト」で確認した際、マーカーを引いた箇所の最後数文字が抜け落ちている現象が起こっているのですが、何も問題なく使われていますか?

    • 大里さま、コメントありがとうございます。「マーカーを引いた箇所の最後数文字が抜け落ちている現象」をもう少し詳しく説明してもらえますか?こちらで確認をしてみます。大山

    • はたひでき様

      コメントありがとうございます。
      ハイライトとメモはうまく使うと、読書から知識を取り出して活用する素晴らしい方法となります。
      電子書籍ならではの機能ですので、是非活用していただけたらと思います。

      これからもよろしくお願いします。
      大山

    • 高田さん、ご指摘ありがとうございます。早速訂正しました。これからもより良いものにするためにアップデートしていきます。よろしくお願いします。大山