AI時代の読書術

究極のナレッジマネジメント: 全ての読書を一生涯の金の卵に変える

究極のナレッジマネジメント: 全ての読書を一生涯の知識ベース(金の卵)に変える

これまでの読書や学びには途方もない無駄があります。それは、読んだ内容、学んだ気づきを再利用できるような一生涯の知識ベースにできていないことです。

では、どうしたら知識を価値を生む卵にすることができるのか?その秘密を解き明かしていきます。

究極のナレッジマネジメント: 全ての読書を一生涯の知識ベースに変えるとは

読書を一生涯の知識ベースにするということですが、これはビックデータなどと呼ばれるAIが使うような、そんな雑多なデータのことではありません。

そうではなく、自分の一生涯の知識や経験が凝縮されたものを指します。

なぜ、大量の読者や学びは無駄な努力に終わるのか

知的な仕事に関わる方であれば、誰でもが知識欲を持っていて、何か新しいことを知りたい、理解したいといつも思っています。

そこで読書をしたり、ウェブを検索したり、さまざまな論文を読んだりします。

あるいは、特に自分の仕事のスキルや大好きなことであれば、オンライン学習を購入して多大なお金を払い、そして最後には資格を取ったりと進めていきます。

大量の知識を手に入れて膨大な時間を使い、多額の投資をしています。

でも、これらの知識集めてきた知識を、なぜデータベース化していつでも使える、発信したいという時に価値を生み出すようなものとしていかないのでしょうか。

こういった過去の読書や集めてきた知識というものが、すぐに使えるようなものとして残っていないのです。

学んだ知識は「どこへ消えた?」

例えば、読書をする。さまざまな本を読みます。

Webページを検索して、さまざまな記事を読む、あるいは新聞のニュースやPDFで論文を読むなどなど。

しかし、過去の読書や知的な活動っていうのはどこに残っているでしょうか。

「チーズ」ではなく「知識」はどこに消えたのでしょう?

例えば、それは、あらゆるツールやアプリと言えるかもしれません。

Word、EXCEL、あるいはPowerPointなどのOfficeアプリ、あるいはメモ帳、さまざまなチャットメールTwitterやInstagramかもしれません。

それを保存しておく場所としては、あらゆるフォルダハードディスク、あるいはクラウドにあるかもしれません。そういった場所には、デジタルデータとして大量に過去の知識が散乱状態で保存されています。

しかし、それらいつか使おうと思った時に、必要な時に必要な場所にはありません。

過去の知識から、新しい気づきや発見価値を生み出すことができないのです。

これは、ものすごい無駄と言えないでしょうか。

参考: 知識のボトルネック: 今、そこにある落とし穴ついて気づくことが大事(新しいブラウザータブで開く)

過去の全ての知識を資産に、「金の卵」に変えるには?

過去のデータ、過去の読書、過去の経験や知識資料など、全てを一括管理してすぐに取り出せる使えるという、そういった何かが必要です。

つまり、これができれば「知識を資産に変える」ことができます。

資産とは何か将来に渡って価値を生み出すモノ」のことです。これができれば、全ての知識は「金の卵」に変わります

そうすると知識の資産、その知識の価値とは、「知識から価値を生み出す」ということです。

これには、気づき、発見、新しい発想などから、新しいメッセージ、つまり、「自分自身の新しいメッセージを作り出し、発信していく」ことができるということです。

そして、これを文章力、書く力によって、文章として発信する。あるいは、何かのプロトタイプや新製品を開発していく。そしてこれは、ゆくゆくは「イノベーション」へと繋がっていきます

最終的には、この金の卵は「世の中を変えるほどのパワー」を持っているかもしれません。

参考: ワーケーションと知のデジタル化(DX)そして知的資産について考える(新しいブラウザータブで開く)

「狩猟型」アプローチから「農耕型」アプローチへシフトする

これまで、こういった気づき、発見アウトプット力など、これまでインターネット上から、検索などをして見つけてくるというような「狩猟」のアプローチからこれまで集めてきました。

しかし、DX時代にはAIが瞬時に人の働きを置き換えていくことができる今、これまでのアプローチでは価値が生まれません。

今こそ、「究極のナレッジマネジメント」が求められているのです。

それには、これまでの自分の経験、知識、そして将来にわたっての知見といったものを「農耕」のように育てていく、というアプローチが必要となってきます。

知識ベース・ナレッジベースを作り出し、育てる

それでは、「究極のナレッジマネジメント」とは一体どのようなものなのでしょう?

このベースとなるのが「知識ベース」あるいは「ナレッジベース」と呼ばれるものです。

これれを可能にすのは、最近では技術的にもうかなり可能になっていて、安価でシンプルな強力なツールが出てきています。

例えば、Evernoteであったり、最近新しく出てきたNotionといったツールは非常に強力です。

こういった、価値を引き出すツールを使って価値を引き出すための条件としては、まずは「知識の整理」ができること。

これは「アウトプットを基準として整理をする」ということです。

そして、どんどんと変化をしていく時代、「柔軟に変化できる」ということも大切な条件です。

そして、これを「育てていく」。「いつでも使える」ようにしていく。自分の仕事の一部として現場で使えるものとなっていなければいけません。

参考: 情報整理 4つの法則: 究極の知識管理のルール

究極のナレッジマネジメント: 知識ベースを一生涯の資産(金の卵)にする絶対条件とは?

これらの特徴として、時間をかけずに、いつでも使えるようなものであること。

場所としては、どこからでも使える。そして「最小限の労力で使える」ようなものであることです。そして最後にこれらは「シンプルで使いやすい」。

複雑で時間をかけてメンテナンスをしなければいけないようなものであれば、いつかどこかで破綻してしまいます。

これが可能であれば、「一生涯の資産(金の卵)」となっていきます。

そのためには、これを可能にするような「全体像のフレームワーク」を理解し、それを初期設定して、そしてその使い方に慣れていくということが必要です。

そうすれば、「1日10分のような非常に短い追加作業」だけでも、そういった「知識ベース」というものを育てていくことができる。それを一括管理していくことが可能になってきます。

そして、「深層読書術: ディープラーニングで読書にブレークスルーを起こす」で解説したような知識の圧縮・復元による要約の自働化や「3倍速文章術: 考えるスピードでアウトプットする」で解説したようなアウトプットの高速化が驚くような展開で進んでいきます。

参考: 読んだら忘れてよい読書のすすめ

第2の脳: ナレッジブレインが始動します

これを可能にするフレームワークというものが「第2の脳: ナレッジブレイン」です。

これが、今回初めて始動することになりました。

こういった「パーソナルナレッジマネジメント」、個人的な知識を管理していくという考え方であり手法、そのツールが今、非常に注目されています。

この後、この第2の脳ナレッジブレインについては詳しく、その参加方法などを解説し、そのツールをご紹介していきたいと思います。

とにかく明るいやまけんがお届けした人生後半戦のハーフタイムでした。

次回の配信もお楽しみに。

 

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