あなたは、 Kindleオーナーライブラリー を使って読書を快適に楽しんでいいますか?
Kindleオーナーライブラリーとは、100万冊以上の蔵書リストから毎月1冊を無料で読むことのできるAmazonのサービスです。
私はよく熱烈なKindleファンに出会います。意気投合してお話をすることも度々です。しかしこのサービス、うまく使うととても魅力的なのですが、実はあまり知られていません。知っていても、意外に誤解されているようです。
今回は、このKindleオーナーライブラリーを徹底分析し、その可能性を最大限に引き出す方法を見ていきます。
目次
Amazonには表立って公言する熱狂的なファンや、そうでなくても常習的に日頃の日用品を購入する顧客が数多くいます。もちろん、Amazonはお客様にファンとなっていただき、彼らのオンラインショッピングのオンリーワンとなるように、様々な機能やサービスを投入してきました。
例えば、年会費を支払い続けるAmazonプライム会員には配送料の無料化や動画・音楽の無料配信などの特典がついてきます。
もともとはオンライン書店として始まったAmazonですが、電子書籍のオンライン書店であるKindleストアからも、優良顧客に対して特典が提供されています。Kindleオーナーライブラリーがそれです。
しかし、少なからずの人はこのサービスを使いはじめてすぐに落胆してしまいます。典型的には、こんなストーリーが展開します。
毎月1冊の本が無料で読めるという触れ込みに引かれ、多くの人が3,900円の年会費を支払ってAmazonプライム会員となり、安くはないKindleリーダー端末を購入しました。そして、「いざ鎌倉へ」とKindleオーナーライブラリー・ページの蔵書リストの一覧を見て愕然とします。
読みたい本が見つからない、大手出版社の本がほとんど見当たらない、検索方法がよくわからないなど、問題が山積のようです。しかも、このサービス自体の使い方も分かりやすい説明がありません。使いはじめてみたものの、しばらくするとそのまま使わなくなります。
Kindleオーナーライブラリーのための「初期投資が回収できない」と感じながらも、無料配達やオプションのメリット、PrimeビデオやPrimeミュージックの特典があるので「まっ、いっか」とウヤムヤにしてしまうのです。
でも、本当にそうでしょうか?
もう少し詳しく見てみましょう。
「Kindleオーナーライブラリー」は日本では2013年8月にリリースされたサービスです。これは日本市場向けの名称で、アメリカをはじめとする欧米市場では「Kindle Owner’s Lending Library」(またはそれと同様の現地語)と呼ばれています。
この名称のとおり、「Kindleオーナーライブラリーとは、Kindle(リーダー端末)のオーナーがライブラリー(図書館)からKindleの電子書籍を借りられるサービス」という意味です。さらに、1冊図書館から借りて、次に借りるときには手元の本を返すというルールがあります。
借りるために必要なのは、「Amazonプライム会員」であることと、読むための「Kindleリーダー端末またはFire端末※」を持っていることです。(以下、「Kindle端末」と総称します。)
この記事の執筆現在、Kindleオーナーライブラリーの対象となっている本は約120万冊で日本語Kindle本は約47,000冊です。Kindle端末で好きな本を選び、タップするだけですぐに読み始めることができます。
実はこのサービス、Amazonにとっては非常に重要な意味があります。
Amazonは、Kindle端末の所有者はKindleの所有以前と比較して、本と電子書籍を合計して約4倍の本を購入したいと言っています。(The ABCs of E-Reading – New Devices Are Changing Habits. People Are Reading More, Even While in a Kayak, Wall Street Journal)Kindle端末の販売ページの商品レビューや星のランキングを見ても分かるように、多くのKindle端末のユーザーはKindleの電子書籍の熱狂的なファンになります。
つまり、Amazonとしては、Amazonプライム会員という自社の優良顧客でKindle端末オーナーというKindleストアの優良顧客に対して、さらに囲い込むための施策として「Kindleオーナーライブラリー」を提供しているのです。
※最近までKindle Fireという名称でしたが、Prime動画やPrimeミュージックの開始にともなって名称がFireに変更されました。
Kindleオーナーライブラリーには、「大手出版社の人気作品が含まれていないから面白くない」「使う価値はない」という意見を多く聞きます。
ではなぜ、多くの出版社が参加していないのでしょう。
それは、次のような理由によるものと考えられます。
これまでは紙の本に印刷をしたものを本屋さんへ取次という中間業者を経由しておろして販売するという事業形態でした。しかし、電子書籍の出現でこれが大きく変化しています。
大手出版社は、この新しい出版の形態に取り組み始めたばかりです。本当に参加するかどうかも含めて、今後の展開に期待することになります。
アメリカのケースになりますが、Kindleオーナーライブラリーが始まった当初、著者の団体が出版社に貸し出しに反対する姿勢を表明していました。これもあって、欧米の最大手である4出版社もKindleオーナーライブラリーには参加していません。
具体的には、米作家エージェント協会(Association of Author’s Representatives)と米作家団体(The Authors Guild)は、著者と出版社の間の契約には著作物の貸出に関する取り決めがないとして、2011年11月に出版社に貸し出しをしないように警告しています。
日本では、出版物の印税などの取り決めは信頼と口約束で決められ、著作権契約書自体が存在しないという時代が長く続きました。今回の紙の本とは違う契約形態が必要な電子書籍の登場で、初めて契約書が取り交わされるようになりました。
当然ながら、著作物の契約に電子形態で勝つ貸出に関する取り決めが含まれて、初めてKindleオーナーライブラリーに晴れて参加となります。
日本AmazonがKindleストアを開始したのが2012年11月ですが、その後日本の電子書籍市場が大きく成長してきました。日本の出版社もこの市場に重い腰を上げて参加たばかりというのが現状です。現在のところは、価格体系やマーケティングなどが試されている段階です。
電子書籍が登場する以前から、既にAmazonは日本でも世界でも最大の書店になっていました。これまでの出版業界に割って入ったオンライン書店として、Amazonと出版社の間には価格設定などの販売の主導権について微妙な綱引き関係がありました。
Amazonのプライム会員に対する優遇措置のために、これまでにない全く新しい本の貸し出しサービスを始めるには、大手出版社は及び腰にならざるを得ません。
それでは、Kindleオーナーライブラリーの品揃えは、今後も期待薄なのでしょうか?
私はその逆だと考えています。それは、次のような理由によります。
様々な調査によれば、既に日本での電子書籍の普及率は20パーセントを超えるまでになりました。(記事とリンク?)IT業界では、技術の普及は20%あたりを境に一気に一般市場への普及が加速すると言われています。(XXの法則)(Link)
出版業界のうわさでは、近々日本Amazonは月額課金の読み放題サービスである「Kindle Unlimited」を日本でも開始する準備を進めている言われています。
Kindle Unlimitedは、Kindleオーナーライブラリーとよく似た貸し出しのサービスです。ただしこちらは、月額の利用料(Amazon.comでは$9.99)を支払うと、約1,000万冊のKindle Unlimited対象本のリストから自由に選んで、一度に10冊まで何回でも読み放題というものです。
こちらもユーザーは本を購入するのではなく、読み終えた本は返却します。したがって、契約上は定額制の利用料金を支払っていることになります。
KindleオーナーライブラリーとKindle Unlimitedのどちらも、通常のように本の売上にはつながりません。しかしこの2つの共通点は、出版社や著者は、その代わりにサービスのユーザが実際に読んだページ数に応じて出版権の対価や著作権料が支払われることです。
この点からも、Kindle Unlimitedに参加した出版社や著者はKindleオーナーライブラリーにも参加しているケースが多く見受けられます。
またアメリカでは、これまでに中堅の出版社の多くがKindle Unlimitedに既に数多く参加しています。したがって、Kindleオーナーライブラリーにも多くの中堅出版社の電子書籍がリストアップされています。例えば、Amazon.comのKindleオーナーライブラリーとKindle Unlimitedのリスト数は、どちらも約120万冊です。
こういった事実から、日本でもKindle Unlimitedが始まれば、Kindleオーナーライブラリーのリストが大幅に増えることが予想されます。
この点は「出版不況の終焉 出版6社トップが語る、電子書籍の成長で見えてきたもの」でも大手出版社のトップの多くが今後本格参入することを表明しています。
既に電子書籍が紙の本よりも割安な価格であることに加えて、様々な無料キャンペーンやKindle本の価格の20%から50%のポイントを利用した割引サービスなどが次々と投入されています。
さらに、動画や音楽市場が海外のネット配信サービスの成長で大きく変化したように、電子書籍市場も定額読み放題サービスが立ち上がろうとしています。一部のコミック誌や雑誌サービスでは次々と日本企業が参入しています。
電子書籍の定額読み放題サービスなど、大手出版社が著作物の貸し出しに本格参入するのも遠くないと考えられます。
「2、そもそも、Kindleオーナーライブラリーとは?」で説明したように、「Kindleオーナーライブラリー」の利用者は、Amazonでも特に出版物に対する超優良顧客です。
マーケティングの観点からは、このような優良顧客に商品のサンプルや広告を紹介できる機会は非常に価値があります。一部を無料で貸し出しても、それ以外の本の販売を増やす可能性が高いからです。(もちろん、貸し出した本にも読まれたページ数に応じた著作料が支払われます。)
であれば、「契約形態が新しいから、よく分からないから」といった理由で利用しないほうが不思議です。シリーズ本の第一巻、サンプルとなる著作、フラッグシップ的な広告塔をリストに追加することは非常に意味があります。
この点では、スティーブン・R.コヴィー氏の「7つの習慣」
アメリカの電子書籍専門ブログ「EBook Friendly」によれば、Amazon.comのKindleストア有料Kindle本のトップ20位には、Kindleオーナーライブラリーの電子書籍が、なんと9冊も含まれています。(「Kindle Owners’ Lending Library – lists and tips」2015年10月12日調査)
これに対して、日本AmazonのKindleストアでは有料Kindle本のトップに20位にはただ一つで、40位まで範囲を広げても2冊だけです。(2016年5月30日調査)
Kindleオーナーライブラリー対象本の多くはAmazonのKDPシステムを通じて自己出版する個人や中小の出版社がほとんどです。この日本Amazonの対象本の調査時点は、50%ポイント還元キャンペーンの真っ最中でした。
こういったキャンペーンはAmazonと大手出版社の間で限定して行われることがほとんどです。ですから、上位リストにKindleオーナーライブラリー対象本が入るのは難しい状況であったのは確かです。しかしながら、これからのレベルアップに期待したいところです。
だからといってKindleオーナーライブラリーに読みたい本が全く無いというわけではありません。開始当初はAmazon.comでもわずか5,000冊で始まったこのサービスも、今ではAmazon.com で120万冊、日本Amazonでは47,000冊までになりました。
日本AmazonのKindle本が約450万冊ですから、10冊に1冊はKindleオーナーライブラリーの対象ということになります。今後、大きな展開が期待できます。
それでは、Kindleオーナーライブラリーの対象本を最大活用するヒントについて枠仕組みていきましょう。
冒頭でも説明したように、Kindleオーナーライブラリーは「Amazonプライム会員」で「Kindle端末」を所有している人が対象です。したがって、まずはこの2つの条件を満たしてください。
「Amazonプライム会員」になるにはこちらをクリック
「Kindle端末」を手に入れるにはこちらをクリック
この後からは、既に両方共満たしていることを前提に進めていきます。
Kindleオーナーライブラリーの対象本は、主に2つの方法で探すことができます。
最もオーソドックスな方法がKindle端末でKindleストアを開いて見つける方法です。Kindle端末のKindleストアを開き、トップ画面から「プライム会員月1冊無料」をタップします。
表示されたリスト画面から読みたい本を選びます。
Kindleオーナーライブラリー対象本はタイトルにAmazonプライムのアイコンが付いています。
この方法のメリットは、他のKindle本を読んでいる途中からでも、すぐに手に入れることができます。デメリットは、画面が小さく検索結果の表示や詳細な検索がしづらい点です
Kindle端末の画面からさらに絞り込む方法
Kindle端末で検索するデメリットを補うには、使い慣れたパソコンのブラウザ画面で詳細な検索します。こちらが最もおすすめの方法です。画面も大きく、過去の履歴からおすすめ情報なども表示され、選択肢が大きく広がるからです。
一方で、Kindleオーナーライブラリーの対象本を探す時の欠点は、対象となっているKindle本全体から絞り込んでいく、検索する方法が分かりづらいことです。
例えば、「Kindleオーナーライブラリー専用ページ
さらに、このリンクをクリックしてを開くと、ページ上にはサービスの解説があり、その下に「Kindleオーナー ライブラリー対象タイトル」そして右に「対象タイトルをもっと見る」リンクがあります。
これをクリックしてリストを表示しても、700冊程度しか表示されません。
この問題は、Amazonが世界13カ国で展開する全Kindleストア共通のようです。英語圏でも盛んに議論されています。(Why is it so hard to search for Kindle Owners Lending Library Books?)
ここからは、Kindleオーナーライブラリーの対象本をブラウザ画面から簡単に検索する方法を解説します。
Kindleストアを開き、画面左のサイドバーメニューや画面上のメニューから探したいカテゴリーを選びます。主なカテゴリーは以下のとおりです。
もちろん、これ以外のカテゴリーやジャンルが選択された状態でもこのあと説明するものと同じ方法が使えます。ジャンルを絞り込んでから「Amazonプライム対象商品」で検索すると、よりピンポイントで探すことができます。
例えば、「Kindle本」をクリックしてから検索ボックスで「Amazonプライム対象商品」と検索」
または、以下のリンクをブラウザにブックマークしてください。
http://www.amazon.co.jp/s?rh=n:2275256051,p_85:1
どちらも約47,000冊が検索されてきます。ここから目的の読みたい本を絞り込んでいきます。ブラウザ画面で絞り込むには次のような方法があります。
※注意:
検索結果に「キーワード」ボックスが表示されないことがあるので注意が必要です。この場合は、画面上に表示された検索結果のリストの右端に表示された「“Amazonプライム対象商品”」をクリックすると「キーワードを追加」ボックスが表示されます。
ここに著者名、タイトル、その他のキーワードを入力してさらに詳しく探します。(上のリンクから直接開いた場合には、「キーワードを追加」ボックスは最初から表示されます。)
「Kindle洋書」に関しては、少し補足説明が必要です。
「Kindle洋書」を選択したあとで、「Amazonプライム対象商品」と検索します。すると、約120万冊のKindleオーナーライブラリー対象のKindle洋書が表示されます。「Kindle洋書」全体が約400万冊ですので、4冊に1冊はKindleオーナーライブラリーの対象となっていることが分かります。
ここから、「Kindle本」と同じように絞り込んでいきます。
日本Amazonで洋書を購入するときの難点は、日本での商品レビューが多くないため参考にできないことが多いことです。
これを解決するには、Amazon.comで検索してレビューの内容を確認してからAmazon.co.jpで購入する方法がおすすめです。ただし、Amazon.comでKindleオーナーライブラリー対象本を検索するには、同じ方法が使えないので注意が必要です。
「Amazon.comでKindleオーナーライブラリー対象本を検索する方法」は以下のとおりです。
検索結果のリストからタップしてKindle本のページを開き、「無料で読む」をタップします。これで、すぐに読み始めることができます。
Kindleオーナーライブラリー対象本を探すのは、使い慣れたパソコンのブラウザ画面で検索して探してからKindle端末で読む方法が一番のおすすめです。しかし、探しただけでは読めません。ブラウザではKindleオーナーライブラリーの手続きはできないからです。
読みたい本が決まったら、Kindle端末でタイトルを検索してKindle本の商品ページを開いてから上の画面のように「無料で読む」をタップします。
既にブラウザ画面で検索しているので、Kindleの検索画面でもAmazonの履歴から検索のプルダウンメニューの上位に書籍名が表示されるのが嬉しいですね。
Kindleオーナーライブラリーには新規に追加できる本の数に制限がありますが、返却には期限がありません。ただし、既に借りている本がある場合で、新規にKindle端末で借りる時には返却を求められます。
新しくKindleオーナーライブラリー対象の本を借りる時に返却が求められます。返却の画面で「現在読んでいる本を終了させてください」画面で「利用を終了」を選択します。
ブラウザでKindleストア内から返却することもできます。Kindleストアページのどこからでも、画面上のメニューに表示された「コンテンツと端末の管理」(https://www.amazon.co.jp/myk)を開きます。
ページ左上の表示欄で「本」と「Kindleオーナーライブラリー」を選択します。すると現在借りているKindleオーナーライブラリー本が表示されます。リストの左にある「アクションボタン」をクリックし、ポップアップされたウィンドウの一番下にある「この本の利用を終了」を選択して返却することもできます。
注意:
Kindleオーナーライブラリーで本を借りて読むのはKindle端末に限られます。Kindle無料アプリを使ってiPhone, iPad、Androidスマホや端末、パソコンから読むことはできません。
Kindleオーナーライブラリーでも、他のKindle本と同じように常に新規追加があります。一度試して、そのままにならないように、メリットを最大限に活用したいものです。
以下のそのヒントをリストアップしました。
新規に借りられる期間の1ヶ月とは歴の月を指します。したがって、当月の1日から月末までが1ヶ月とカウントされるので、毎月の初めにKindleオーナーライブラリーの対象となっている本を入れ替えるようにします。
無料で返却期限がないというのは切迫感にかけるのが欠点です。多くの人がダウンロードしたままで積読にしてしまいます。ダウンロードしたら、忘れないうちにすぐに読み終えてしまうようにします。
高い価格帯の本が1冊無料で読めればしめたものです。ただし、多くはKindle洋書も日本語のKindle本500円以下の価格帯です。今後の出物に期待したいところです。
Kindle Singlesでは、さまざまな作品をAmazonのプロの編集者がレビューをして厳選して提供しています。このサービスの特徴は、プロやセミプロの作家や報道系のライターなどが、本来であれば日の目を見なかったような短編をAmazonで出版できる点です。
Amazon限定で出版されるため、多くがKindleオーナーライブラリーの対象本となっています。例えば、池井戸潤さんは「なるへそ」(記事へのリンク)もKindle Singlesの1冊です。洋書にも多くの気になる作品があるので、一度チェックするとよいでしょう。
Kindleオーナーライブラリーは常に新規追加があります。ですから、定期的にチェックするようにしてください。あるいは、「電子書籍の窓|無料・格安情報」などの最新情報の配信サービスに登録れば新規に追加された、またはおすすめのKindleオーナーライブラリー本を定期的に紹介してくれます。
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