カテゴリー: AI時代の読書術

Kindle Unlimitedを海外在住者が使って日本語Kindle本を楽しむには? あなたの疑問にお答えします。

Kindle Unlimitedを海外在住者が使って日本語Kindle本を楽しむには? 2016年8月、日本でもKindle Unlimited読み放題対象サービスサービスが始まりました。月額980円を支払えば、約13万冊の日本語Kindle本、約130万冊のKindle洋書が読み放題です。

しかし、これまで海外で日本語Kindle本は購入が難しい、あるいは全く購入できないと言われてきました。本当にそうなのでしょうか?本当に、海外からKindle Unlimited読み放題対象サービスを利用することはできないのでしょうか?

この記事では、日本以外の海外にお住まいの方が、簡単に日本語Kindle本を購入するだけではなく、日本と同じようにKindle Unlimited読み放題対象サービスで読書三昧する方法を解説します。

海外在住者の最も大きな楽しみの一つが困難とは?

海外に住む日本人にとって、日本語の本を読むことは特別な時間です。

私自身、10年以上の海外生活の中で、日本語に触れる機会に飢えていました。インターネットが始まる前のことでしたので、それは今以上に大きな意味がありました。

現在はネットもあり、日本の情報や動画配信も格段に手に入りやすくなりました。また、ここ数年は電子書籍も始まりました。

しかし引き続きの問題は、日本語の本が非常に手に入りづらいことです。

と言うのも、海外から日本語の電子書籍を手に入れるのは、非常にわかりづらく、また、その方法も一般的にはよく理解できないことばかりです。

電子書籍の窓では、2005年2月から海外の日本語読者の声を集めてきました。(有効回答者数49名)その集計結果が以下のとおりです。

クリックして拡大できます。

その中でも、92%の回答者が「海外に住んでいると日本語Kindle本はなぜ買えないのか?」というものでした。その次が、「海外旅行中にKindle本が買えないのはなぜか」の33%でした。

ちなみに、回答者の居住国は以下のグラフのとおりです。

クリックして拡大できます。

※回答者の居住国のうち、スペインと香港は居住国にいながら日本AmazonからKindle本を購入できるとの回答が複数ありました。みなさんのお住まいの国ではどうですか?是非、以下のアンケートのリンクからお知らせください。

海外から日本語キンドル本を読む – Amazonへの要望にご協力ください。

 

海外から日本語のKindle本が購入できない!

日本でKindleストアが開始された当初、海外に住んでいる人は大喜びをしたものです。

というのも、それまで簡単に手にはいらなかった日本語の本が、海外にいながら、その場ですぐにダウンロードして読めると考えたからです。まったくもって自然です。

ニューヨークやシンガポールなど、日本人が多く住む大きな都市であれば、日本の大手書店があって日本語の本を立ち読みして、その場で購入できます。しかし、それは本当に例外で、それ以外の地域に住む人達は日本人の知り合いで回し読みするか、日本Amazonで買って海外に配送してもらうしかありませんでした。

ですから、すぐに日本AmazonにアクセスしてKindleストアでいつものように購入しようとしました。しかし、最初の5冊くらいは購入できるのですが、それ以降はエラーとなって購入が停止されてしまいます。

日本Amazonに問い合わせしても、海外からは購入できないというだけで、なんら親切な回答も解決策も教えてくれません。二進も三進も行かない状況が続いていたのです。そんな時に始めたのが、先ほどのアンケート調査です。

海外に住む人達は、この問題にアイデアを出し合って対処しようとしてきました。いかんせん、日本に住む人達の数に比べて圧倒的に数も少なく、時々問い合わせてくる厄介な質問程度にしか扱われてきませんでした。

日本のプロキシーサーバーに登録して日本のIPアドレスを使って日本居住と偽ったり、不便を承知で日本のオンライン電子書籍ストアにアクセスして、日本のクレジットカードを使って居住者のように購入するなど、さまざまな方法がネット上で議論されています。

なぜ、海外から日本語のKindle本が購入できないのか?

しかしなぜ、海外から日本語Kindle本を購入できないのでしょうか?

この一番大きな理由は税金のようです。グローバルな税金をめぐる法律と課税回避の問題が関わっているのです。

というのも、GoogleやAppleをはじめ、グローバルに事業を展開する大手ネット企業は、クラウド上にあるサーバーを通してどこにでもサービスをて供したり、デジタルコンテンツをダウンロード提供することができます。

このような企業は、どの国に会社を設立するかといった税務戦略で節税を図ろうとします。このアプローチの典型的な例が、昨今、話題になったパナマのタックスヘイブンという節税(脱税?)のためのペーパーカンパニーです。

Amazonもご多分にもれず、日本やヨーロッパで事業展開しながら、現地各国の税金を正当に支払っていないという議論が盛んに行われてきました。電子書籍について言えば、他の日本の電子書籍オンラインストアは消費税を支払っているのに、日本AmazonのKindleストアでは電子書籍の売上に消費税を支払っていませんでした。

注意してご覧いただくと分かるのですが、日本Amazonのキンドルストアで販売している電子書籍の多くの販売者は「Amazon International」となっています。これは、アメリカワシントン州のLLC法人です。(ちなみに、ワシントン州でも売上に対して売上税がかかりますが、海外の売上には税金がかかりません。)

日本の消費税は、日本法人や日本に拠点を持つ海外法人が日本で販売した商品に対して課税されることになっていました。「いました」と言うのは、2015年10月1日から消費税が改正されてたからです。

改正後は、「事業の拠点」ではなく「消費地」で課税できるようにしました。つまり、海外の法人で日本に拠点がなくても、消費者が日本に住んでいれば日本の消費税を課すことができるようにしたのです。

これは、日本やヨーロッパをはじめ、多くの国が参加するOECDの租税委員会で合意にもとづいて、多くの国が賛同して世界的な流れとして始まったものです。

ECでも、日本より先の2015年1月1日からVAT(付加価値税)の課税対象となりました。イギリス、ドイツをはじめとするヨーロッパのAmazonは、日本Amazonと同じようにKindle本の購入した場合にVATを課しています。(どちらの場合も、Kindleストアでは内税です。)

ちなみに、もし偽装IPアドレス経由で日本Amazonで購入した場合、例えばEU在住の方は、日本の消費税を支払いますが、本来支払うべきEUのVAT(付加価値税)を支払わないこと(脱税?)になります。

この居住地はダウンロードした時のIPアドレスが主に用いられるようです。これを管理して適切に支払いをする、そして税金の支払と税務署と対応するのは大変です。

ですから、Kindleストアの購入は、そのAmazonが購入の対象としている地域に住んでいることを前提とし、また、Kindleストアにアクセスした時のIPアドレスでアクセスしている場所を特定して判断します。

このため、Amazonは世界13カ国のAmazon子会社のそれぞれの地域の居住者がその地域内からのみ、Kindle本を購入できるようにしているのです。それ以外の地域からアクセスした場合は、(最初の数冊を除いて)購入できないようになっています。

では、海外旅行中はどうでしょう?

ご想像のとおり、海外で住んでいる国のKindleストアでは購入できても、そのKindleストアがカバーしている地域以外に旅行中などの場合には、すでに購入したKindle本をダウンロードはできますが、新たに購入することはできません

注意: 中国のKindleストアでは中国語以外の電子書籍(日本語を含む)を購入することはできません。

詳しくは詳しくは、「Kindle 海外: なぜ、日本語Kindle本は海外から買えないのか?:誰も教えてくれなかった4つの重大な理由とその解決方法」を参考にしてください。

※IPアドレスとは、インターネット上の住所のことです。

「IPアドレス(アイピーアドレス、英: Internet Protocol address)とは、IPにおいてパケットを送受信する機器を判別するための番号である。このIPアドレスから情報を得るにはWHOISやDNSを用いる。WHOISはIPアドレスを割り振られているネットワーク管理者に関する情報を得られ、DNSはIPアドレスからホスト名を得られる。これらによって得られる情報のうち、登録組織名やホスト名から接続元の場所が得られる」(Wikipedia)

では、海外に住む日本人は、どのKindleストアで購入できる?

これまでに説明したように、Amazonの基本ルールは「Kindle本は自分の住んでいる地域をカバーするAmazonのKindleストアで購入する」というものです。その一覧は次のとおりです。

クリックして拡大できます。

お住いの地域にAmazonがない場合には、Amazon.comがカバーすることになっています。

ご注意いただきたいのは、中国では電子書籍の購入には制約がある点です。中国に住む方は、日本人を含めて、中国AmazonのKindleストアにある中国語Kindle本のみです。

それ以外の地域でも、Amazon.comで購入できない場合があります。その場合には、米国Amazonに直接お問い合わせください。

海外のAmazonのKindleストアでは何冊の日本語Kindle本が購入できる?

では、海外のAmazonのKindleストアで購入できる日本語Kindle本はどれくらいあるのでしょうか。下の表をご覧ください。(2016年8月31日現在。)

クリックして拡大できます。

御覧頂いてお分かりいただけるように、日本Amazonで購入できる本の数よりもかなり少ないのが現状です。日本Amazonの日本語Kindle本は約47万冊なのに対し、各国のKindleストアでは約5万冊から約7万冊程度となっています。

しかしこれは、次第に増えているもの事実です。下の2015年10月23日現在の表をご覧ください。

クリックして拡大できます。

世界各国のKindleストアでは、約4万冊程度しかありませんでした。しかしこれは、日本でKindle Unlimited読み放題対象サービスが開始されたこともあり、ゆっくりですが、増加傾向にあるのです。

Kindle Unlimitedを海外在住者が使って日本語Kindle本を楽しむには?

2016年8月3日、日本Amazonは電子書籍の読み放題対象サービスKindle Unlimitedを開始しました。この直後、これは日本では大変な話題となりました。

日本語Kindle本が13万冊、Kindle洋書が130万冊読み放題というわけで、非常に高い関心を集めています。その後も、月額980円の価値があるかどうかの賛否両論が混在しています。ちょうど30日の無料お試し期間が終了する時期になり、継続とキャンセルで話題騒然です。

では、このKindle Unlimited読み放題サービス、海外に住んでいる日本語読者も使うことができるのでしょうか?

Related Post

はい、もちろんです。

先ほどと同じ、ご自分がお住いの地域のAmazonのKindleストアから参加することができます。手続きは簡単、Kindleストアのページの上のメニューにある「Kindle Unlimited」をクリックして、Kindle Unlimited読み放題対象サービス専用ページから「30日無料お試し」を開始することができます。

先ほどのまとめの表の「世界各国のAmazonのKindleストアの外国語と日本語カテゴリータイトル数(Kindle Unlimited対象タイトル含む2016年8月31日現在」の表にもあるように、2016年8月末現在で世界各国で3万冊から5万冊程度の日本語Kindle本が読み放題です。これは、一年前の「世界各国のKindleストアの日本語カテゴリー(2015年10月23日現在)」の約25,000冊程度からかなり増えています。

しかも、日本語タイトルのほとんどがKindle Unlimited読み放題対象サービスの対象となっているのが注目です。なんと嬉しいお話ではないですか。

その一方で、対象タイトルに含まれるのは、多くがAmazonKDPの個人出版のものや最近のベストセラーや人気本以外ばかりという批判が多く聞かれます。

この点について当サイトの考えは、「Kindle Unlimitedは本当に月額980円の価値があるか? – 4つの観点から徹底分析する」でも説明したように、これまでの出版にとっても、海外に住む人達にとっても、これは大きな進歩だと考えています。

長年にわたって日本語の本を手に入れることに困ってきた海外在住の日本語読者にとって、大きな期待を寄せることができる流れができたと言えると思うのです。

ちなみに、日本のKindleストアでは、続々と過去の出版物の電子化が進んでいます。ほんのわずか前までは紙の本でしか手に入らなかったものが、今では安くKindle本で手に入るようになってきました。

そして、その内の少からずがKindle Unlimited読み放題対象サービスの対象本となるケースが増えています。この点に関しては、ある程度の期待を持って良いのではないかと思います。

海外で読める日本語Kindle本をどうしたら探せる?

海外で読める日本語Kindle本のタイトル数が増えてきたのなら、今度は、読みたい本をどうやって探すかです。

海外のKindleストアの商品ページに表示される日本語Kindle本は、本のタイトルの表示が非常に分かりづらいため、読みたい本が探しづらいのが難点です。

というもの、日本語Kindle本は次のように3通りのいづれかで表示されるからです。(どの方法で表示されるかは、登録時のデータ次第で、あまり規則性は無いようです。)

  • 日本語タイトルのカタカタ表記からアルファベット化されたタイトル
  • 著者が設定した英語タイトル
  • 日本語タイトルと(Japanese version)とカッコが追加表示される

このため、このいずれかに該当しない場合はタイトル検索がヒットしないことがあり、検索が難しいのです。また、カテゴリーも外国語表記で日本Amazonのカテゴリーの分類方法と違います。

さらに、もともと外国語で表示されたサイトですので、普通の日本人には理解できないなど敬遠されがちです。

では、どうしたら良いのでしょう。その効果的な方法をご紹介します。

海外のAmazonのKindleストアで日本語Kindle本をピンポイントで探す方法

1、日本Amazonで見つけて地元のAmazonで購入する

・日本AmazonでASINを特定して地元のKindleんどるストアで検索
一番簡単な方法は、日本Amazonで読みたい本を探して、該当する本のASIN(Amazonの世界共通の商品番号)を特定し、地元のAmazonトップページの検索ボックスから検索することです。(Kindleストア内からでなくても同じです。)

もし、地元のKindleストアで販売されていない場合は、「(現地の言語で)該当なし」と表示されます。

2、地元のAmazonで検索して地元のAmazonで購入する

海外のKindleストアでも、簡単に検索して読みたい本を探す方法があります。いくつかその方法を列挙します。

地元のKindleストアで検索する

・著者名、タイトルの一部などで日本語検索する
最近は、海外のAmazonサイトでも日本語で検索することができます。ただし、Kindle本の場合に検索の対称となるのは、「著者名」「タイトル名」それに著者や出版社が設定した7つまでの「キーワード」のみです。

意外と便利なので試してみてください。

・著者名、タイトル(一部または全部)をローマ字で検索する
ローマ字表記された日本語Kindle本が多いので、この方法でもヒットすることが少なくありません。また、著者名も多くの場合はローマ場表記です。

地元のKindleストアのカテゴリーリストから探す

・外国語カテゴリーからサブカテゴリーに絞り込んで探す
海外のAmazonのKindleストアでは、日本語Kindle本は外国語カテゴリーに分類され、その下にジャンルに対応するサブカテゴリーでフィルターをかけて探すことができます。

米国Amazonでは、左サイドバーのカテゴリーの「Foreign Languages」から探します。これは上からアルファベット順に並んでいます。それ以外の国では、カテゴリーリストの一番下に位置しています。「Foreign Languages」→「Japanese」とクリックし、ジャンル別の分類を表示します。

ここからお好きなジャンルをサブカテゴリーから探します。右上の「人気順」「価格の安い高い」「新規出版順」「レビュー評価の良い」などのプルダウン一覧から選んで並べ替えることもできます。

以上で一番のおすすめは、やはり、日本Amazonで欲しい本とそのASINを見つけて、地元のAmazonで一発検索する方法です。さすがに、日本語の本については日本Amazonが日本語で表示されていること、その説明、レビューおすすめ情報の量が圧倒的に多いこととなど、一番わかり易いからです。

海外のKindleストアで日本語Kindle本が見つからない時の対処法

日本Amazonで欲しい本を探しても、海外のKindleストアで販売されていない場合はがっかりです。

日本Amazonでは販売しているのに、なぜ、海外のAmazonで販売しないのでしょう?税金の問題や販売手数料の支払いなどはいっさい問題ないはずです。

これはどうも、出版社の認識不足と管理上の見落としとしか考えられません。これまで、日本の出版社は海外のマーケットについて、全く考えたことがありませんでした。紀伊国屋などの書店は別として、出版側のお話です。

電子書籍部門は、比較的新しい分野で、出版社内でも新規事業の位置づけです。しかし、紙の本の電子化や日本での販売で手一杯で、これ以上残業できないというのでしょうか。これほど、真剣に商品を欲しがっている多くの消費者がいるというのに。

今時、海外の市場を全く考えてもいない企業が未だに存在するのです!私には信じられません。海外の日本語読者は無視されているのです。

是非、海外に住んでいる方は、出版社に文句を言ってください。出版社のお問い合わせ先を検索すれば、すぐに見つかります。声を上げなければ、引き続き不便を被るのは海外にお住まいの人達自身です。

まとめ

これまでの内容で、海外にお住まいの日本語読者の方でも日本語Kindle本を購入することができることが分かりました。以下にその内容をまとめます。

  1. 海外で日本語のKindle本に対する需要は高いのに、購入方法は不明瞭でほとんどの人がその方法を知らない。
  2. Kindle本が海外から日本Amazonにアクセスして購入できないのは、Amazonがデジタルコンテンツの購入を居住国のAmazonに限定しているため。
  3. 世界13カ国のAmazonがカバーする地域に住んでいる人は、居住国のAmazonでKindle本を購入できる。
  4. 海外のAmazonのKindleストアで購入できる日本語Kindle本は、約5万冊から7万冊程度。そのほとんどはKindle Unlimited読み放題対象サービスの対象本。
  5. 地元のKindleストアでKindle Unlimitedに参加する方法は日本Amazonとほぼ同じ。30日の無料お試し期間経過後に毎月の課金が開始される。
  6. 海外で自分が読みたい日本語Kindle本を探す方法はおもに2つ。
    • 日本Amazonで探してから、地元のAmazonでASINで検索する
    • 海外のKindleストアで「日本語」「ローマ字」「英語のキーワード」で著者名やタイトルを中心に検索する。
    • 海外のKindleストアで探すもう一つの方法は、外国語内のJapaneseカテゴリーから絞り込む
  7. 海外のKindleストアで日本語Kindle本が少ないのは、単純に出版社や著者の認識不足または怠慢。海外居住の日本語読者は、積極的に海外での販売開始を要求するべき。

 

Kindleストアの歩き方 (海外編): 世界中どこからでも読書三昧!

 海外在住の方が読書三昧するためのおすすめ本

むかしむかし、インターネットが始まる前のお話です。アメリカの田舎町でただ一人の日本人サラリーマンとして悪戦苦闘する中、何かと苦労して日本語の本を読むことは何にも代えがたいひと時でした。そんな著者が日本に帰国して外資系企業で働く中、始まったばかりのAmazonから洋書を取り寄せることになります。

そして、アメリカのKindleストアで電子書籍が始まり、日本から洋書を取り寄せることに苦労がなくなりました。ついに日本でもKindleストアが始まり日本語の電子書籍に話題騒然。そんな中、ふと、海外にいた頃を思い出し、多くの知り合いたちが引き続き日本語の本を手にできないことを知ります。

海外に住む「本の虫」である日本語読者が持つ、「いろは」から「セミプロ級」までの読書三昧のヒントが書き綴られています。海外にいながら読書三昧のライフスタイルを希望される方にはおすすめの1冊です。

日本AmazonでKindle Unlimited読み放題対象サービスの開始と海外向けのタイトル数大幅増を記念して、2016年9月7日から9月11日までの5日間無料キャンペーンを開催します。ぜひ、この機会に海外で読書三昧する究極のヒントを手に入れてください。(海外のAmazonではASIN: 「B017895POQ」で検索してください。)

Kindleストアの歩き方 (海外編): 世界中どこからでも読書三昧!

 

ここで一つお願いがあります。

ぜひとも多くの方々の温かい声を頂きたいと思います。ぜひ、下のFacebookとTwitterのボタンをクリックしてお友だちにも教えてあげてください。

 

将来の日本の本の読み方、読書の質がこのKindle Unlimited読み放題で大きく変わる可能性があると思うからです。

よろしくお願いします!

 

あなたは、この記事を読んでどのような感想をお持ちですか?海外にお住まいのあなたにとって、日本語の本とはどんな存在ですか?

ぜひ、あなたの「新しい発見」やこれまでの「もやもやしたお気持」ちを下のコメント欄から当サイトにお知らせください。

 

 

シェア

コメントを表示

  • 今日は、

    Kindleのpaperwhiteの購入を考えていますが以下の条件の場合日本語版かUS版のどちらを買った方が
    良いかご意見を聞かせていただければ有り難いです。

    1• 北米在住で日本語の本も英語の本も読みたい。
    2• 英語の本を読む場合日本語の辞書機能を使いたい。

    • 大山さま

      詳しくご説明くださって大変ありがとうございます。

      これからも役立つ情報を期待しています。

      Gene

    • Geneさま

      コメントを頂きありがとうございます。
      北米在住とのことですが、カナダではなくUSを前提でお話させていただきます。

      まず、アメリカ在住でKindleストアをご利用の場合で日本Amazonでもアカウントをお持ちの場合には、米国Amazonか日本AmazonのどちらのKindleストアを使うかを最初に聞いてきますので、どちらかに在住を指定する必要があります。お問合わせの内容では、多分、米国Amazonを指定することになると思います。

      これで、その後からのKindle本の購入は米国Amazonからのみとなります。Amazonのシステム上、基本的に、居住地にAmazonがある場合には居住地のKindleストアからしか購入できないため。従いまして、米国Amazonで表示されるKindle本のみが米国滞在中に購入できる電子書籍です。(この点につきましては、「海外在住の方が日本語のキンドル本を購入して読書三昧する方法」http://d-mado.link/1Ifcdc3をご覧ください。)

      次に、Kindle Paperwhiteをご購入予定とのことですが、基本的には機種的にはどちらのストアから買っても同じものです。(Kindle Paperwhite US版とかKindle Paperwhite日本版とかは特にないため。ただし、日本でのみ購入可能なKindleマンガ版はアメリカでは購入不可。)初期設定で言語や最初から機器にされているアカウントなどが変わってくる可能性がありますが、どちらも、最初に立ち上げる時にお好みに指定できると思います。

      また、どの言語に指定しても辞書は後から指定してダウンロードできます。調べようとする言語の辞書を自動的にダウンロードしてくれるからです。例えば、日本語のKindle本を開いている時に調べたい語句を長押ししながらスライドして指定すると、まだ辞書がメモリに保存されていない場合は、日本語の辞書のダウンロードが始まります。日本語のシステム環境で他の言語でも同じです。

      従いまして、アメリカ居住中に米国Amazonと日本AmazonのどちらのKindleストアでKindle Paperwhiteを購入しても基本的には同じです。米国AmazonのKindleストアで購入してKindle Paperwhiteを日本語に設定して日本語の辞書で使えるはずです。(私自身、日本向けのKindleが出てからアメリカに住んだことがないので確認はしていませんが、Amazonの説明です。)

      一点日本で購入することに意味があるとすると、日本で購入して日本にお住まいの親族などに日本Amazonのアカウントから日本語のKindle本の購入とダウンロードを依頼し、アメリカに送ってもらうという手があります。気をつかたいのは、米国Amazonのアカウントに切り替えると、日本AmazonからダウンロードしたKindle本は切替時に削除されます。

      これからもよろしくお願い致します。
      大山