Kindle Unlimitedの使い方: 2016年8月3日、ついにKindle Unlimitedが日本でも開始されました。1ヶ月ほど前にスクープされその後もずっとネット上では大きな話題となっていました。いかに本好きの関心が高いかが分かります。
この読み放題サービスは世界10カ国ですでに開始されていたものが、やっと日本でも開始したというものです。海外では賛否両論がありますが日本ではどうなのでしょう。
Kindle Unlimited読み放題サービスは、まるで「おもちゃ箱」のような世界です。この記事では、Kindle Unlimitedの概要と今後の期待感について探っていきたいと思います。
目次
まず、この後の説明をフォローするためにはKindle Unlimitedの登録が必要です。30日のお試し機関の登録は以下のページから行います。
【kindle Unlimited読み放題】サインアップページ
サインアップ後に、Kindle Unlimitedのページを開きます。
すると、Kindleストアを開くとストアのメニューバーの中央辺りに「Kindle Unlimited 読み放題」というリンクが追加されたのが分かります。
この代わりに、「コンテンツと端末の管理」が削除されたのは意外ですが、これはどこからでも簡単に開くことができます。後から説明します。
そして、画面上には検索ボックスに専用のカテゴリー「Kindle Unlimited読み放題ストア」が追加されました。このページを中心にして、Kindle Unlimited読み放題の対象となっている本を検索していくことができます。
画面の構成を見てみましょう。画面には、以下の「おすすめタイトル」が表示されています。
その下には、主要なカテゴリーが四角いアイコンに表示されて並んでいる。このアイコンをクリックすると、各カテゴリー毎の対象本が検索結果ページとして表示されます。
最後に「Kindle洋書」のおすすめが表示されています。
これら、検索ボックスとカテゴリーアイコンから自分が読みたい本を探し当てることができます。実際にKindle Unlimitedの対象本となっているかどうかは別の問題ですが、少なくとも、Amazonが提供する材料はここにそろっています。
Kindle Unlimitedページ上の検索ボックスで「Kindle Unlimited読み放題ストア」のカテゴリーが表示されている状態で検索すると、読み放題の対象となっているKindle本のみを検索できます。
検索結果には、Kindle Unlimitedのロゴが表示されるのですぐに見分けることができます。
このロゴがあることで、KindleストアやAmazon全体のページから本のタイトルや著者名で検索しても、検索結果ページや個々の商品ページでKindle Unlimitedの対象かどうかは簡単に判断できるというわけです。
ご覧頂いてお分かりいただけるように、Kindle Unlimitedの対象となっているKindle本は簡単に読み放題を選択できるように購入ボタンの回りが変更されている。
ボックスの一番上には「Kindle Unlimited: 読み放題対象」と大きく赤い文字で表示されているため、ひと目で読み放題の対象であることが分かります。また、「読み放題で読む」ボタンが「1-Clickで今すぐ買う」の上に配置されています。
これであれば、読み放題対象本を見逃すことは、まずないと思います。
ここでは、Kindle価格(ポイント割引後)で「ワンクリック購入する」か「読み放題」にするかの選択肢らか選べます。
Kindle Unlimitedの対象本は、一度に10タイトルまでダウンロードして読むことができます。
もちろん、登録した本はAppleのiOSのiPhoneスマホやタブレット、Androidのスマホやタブレット端末でも、パソコンの無料読書リーダーアプリから読むこともできます。
いつでも、どの端末からでも読めるのが良い点ですが、10冊というのは意外とすぐに上限まで達してしまいます。10冊を超えてダウンロードして読むことはできませんので、読み終えた本や読まないままになっている本は登録リストから削除する必要があります。
Kindle Unlimitedの対象から削除する方法は簡単です。最初にKindleストアから消えてしまったといっていた「コンテンツと端末の管理」のページに「Kindle Unlimited」用のカテゴリーが追加されましたので、ここから行います。
「コンテンツと端末の管理」を開く方法は、少なくとも3つあります。(パソコンでの操作をおすすめします。)
3番目の方法は難しそうですが意外に簡単です。amazonとタイプする内に日本AmazonのURLが候補として表示されるので、その最後に「myk」と入力するだけです。(mykとは、Kindleストア開始後の最初の頃に「my kindle」とこのページが呼ばれていた名残です。)
コンテンツと端末の管理ページで、「Kindle Unlimited」のロゴがタイトルにあれば対象本です。また、「表示」のすぐ右側にあるプルダウンメニューから「Kindle Unlimited」を選択すれば、現在選択されている対象本のみに絞り込むこともできます。
削除したい本を選択し、「アクション」ボタンをクリックして「この本の利用を終了」を選択します。また、同じポップアップ画面にある「配信」で読みたい端末を選択すれば、すぐに指定した端末にダウンロードが開始されます。
1つ注意点は、「30日お試し期間」終了後は自動的に月額課金が開始されることです。自分が期待したサービスでなかったことを想定して、解除方法を予め確認しておくことをおすすめします。
解除するのを確実にするには、予め日にち指定しておくこともできます。やり方は簡単です。
Amazonサイトのページ上にある「アカウント」から「お客様のKindle Unlimited」をクリックします。(パソコンからの操作がおすすめ。)
画面に表示された左下にある「Kindle Unlimitedの会員登録をキャンセル」をクリックして解除する日を設定しておきます。参加日は、画面左上に表示されています。
この画面では、「メンバーシップを2016/9/1に終了」を選択しておけば、お試し期間終了後に自動的に終了します。課金がされることはありません。
これは、私たち本好きの読者にとってみると非常に大きな選択肢の変化をもたらします。
今回のKindle Unlimitedのサービス開始により、Kindleストアで電子書籍を購入するとき(特に価格に敏感な読者にとって)の選択肢は以下のようになったからです。
これは月額980円で14万冊の中から一度に10冊まで無料でダウンロードして読むことができるサービスです。このサービスがもたらすインパクトは非常に大きいと言えます。
少なくとも、次のような影響が短期間に現れそうです。
そうは言っても、期待感ばかりでは「Kindleオーナーライブラリー」のときのように「裏切られた」「なんだがっかり」となりかねません。
今後、この読み放題サービスの拡大の速度は、Kindle Unlimited読み放題の対象となっている本が
という、その選択肢の魅力度に大きく依存することになるでしょう。
しかし、その心配はあまりなさそうです。というのも、8月3日のリリース日現在でも、リリース文には12万冊と言っていた日本語の対照本はすでに約14万タイトルまで、洋書も含めると(120万タイトルと言っていたものが)140万タイトルまで対象本が増えているからです。
この勢いであれば、講談社、小学館、新潮社など以外にも大手出版社からの参加も増えることが期待できます。ただし、出版後1年ほど経過した旧刊の書籍が多くなるかもしれませんが、それでも本好きにとっては大きなメリットが有ります。
クリス・アンダーソンが「ロングテール
まずは、兎にも角にも「30日お試し
予想もしなかったような「感動」や「驚き」が「おもちゃ箱」のように飛び出してくるかどうか。とにかく、目一杯楽しんで欲しいと思います。
特に、これまで気になっていて読まなかった本、金額に躊躇していた技術書や高額な本などを探してみるとよいでしょう。
この後からも、途中経過の報告をしていく予定です。
あなたは、この記事を読んでどのような感想をお持ちですか?
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コメントを表示
私も無料期間と言うことで、使ってみましたが……少し微妙ですね。
雑誌の種類、多そうですが、最新版が読めるのは一部で、バックナンバーのみの配信も多い。
(HNKのテキストなどは、4月の物しか無くて無意味ですし)
本も第一巻のみとか、数年前の本のみの出版社もあり、継続して追加されるのかも正直不安。
そして何より、本当に「Unlimited」なのか。
総冊数で制限を付けられるでは? という疑念が……。
なので試してみたのですが、その結果、総貸出数が1000冊弱で「システム内部にエラーがありました。」と表示されて、一切貸出できなくなるという結果に。
短期間でやったからかもしれませんけど、特に制限は書いてませんでしたし……。
立ち読み的にザッピングしていると引っかかるかも?
まだまだ有料で使うには時期尚早と言った感じでしょうか。
みずさん、コメントありがとゔございます。そうですね。Amazonの場合、「見切り発車で始めて後から間に合わせる」的な面があります。Kindleストアが日本で始まった時も、品揃えやサポートにかなりの批判があったのは事実です。Kindle Unlimitedがアメリカで始まった時も、月額課金文の価値はないという批判がかなりありました。日本では、大手出版社が参加したのが一番大きな差ですが、こちらも様子を見ながらというのが実情かもしれません。Amazonがどこまで本気なのか、少し様子を見ながらというのもありだと思います。この辺のフォローしていきますね。
わたしも昨日、無料体験を申し込んだのですが、
こういう毎月課金型のサービスって、
わざと解約がし難い仕組みになっていたりするものですが、
解約の予約システムを用意しているAmazon社の姿勢はいいですね。
これであれば、安心して、周りの人たちにも、
「無料体験してみたら?」とオススメができます。
こちらの記事、わたしのブログの記事内でリンクを貼らせていただきます。
海河童さん、ありがとうございます。私も記事を書きながら感心していました。多分、これまでの経験で日本Amazonさんがかなり苦労してきた経緯を経てのことと推測しております。即、参加しました。\(^o^)/(リンクありがとうございます。)