先日、これからの配信についてお知らせをしました。その後、いざ書き始めようとしたところ「ハタ」と困ってしまいました。
というのも、ぼんやりとした妄想のようなものしか持っていないという事に気がついたのです。そこで、今後どのような内容を配信していくのか、しばらく時間を使って考えてきました。
今回は、その現在の状況をお知らせいたします。
目次
現在、本の棚に集まってきてくれる読者のほとんどが「本を読む」ことと「本を書く」ことに高い関心を持っている方たちです。
でも、この2つに関心があると言っても、私自身が、それがどのような点かピンポイントで抑えきれていないのです。
そこで、一度時間をとって整理してみました。少し長文になりますが、お付き合いください。
私たちは、日々、大きく変化する中で生きています。
身近なところでは、一世を風靡したガラケーの携帯はほぼ全てスマホに置き換わりました。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのmixi(ミクシィ)がしばらく前に流行りましたが、今はTwitter、Facebook、Instagramなどに置き換えられました。
街の本屋さんが潰れる紙の本や新聞雑誌などの上の媒体が衰退する一方で、電子書籍は売上を増やし続けています。
あの世界最大の自動車メーカーのトヨタでさえ、百年に一度の大変革期にあるとして変貌しようとしています。なんと、静岡の富士山のふもとで都市開発さえすると発表しました。
私たちを取り巻く技術は日々進化し、大きな変革期の真っ只中ににあります。
変化の波に飲み込まれるのか、ビッグウェイブに乗って一気に先に進むのか、その選択が目の前にあります。
ここで、この文章をお読みいただいているあなたに質問です。
もし森で道が2つに別れ、どちらかを選ばなければいけないとします。
最初に選んだ道を進み、どうもそれ道は自分が望んだ行き先にはつながっていないと感じたら、あなたはどうしますか?
山で遭難したら、動かずに同じ場所で救助を待てといいます。
でも、できれば来た道を分岐点まで戻り、もう一つの道を選ぶチャンスが有るならば、私はそちらを選びます。
私にはあなたのことは分かりません。しかし、今、私自身には感じるところがあります。
人生も後半戦を迎え、さらにその中盤に差し掛かろうとしています。
これまで、自分の読書や書くことなど、これまでサイドストーリーだと思っていたことが、今は目的になりつつあります。
自分自身のストーリーを生きていきたい。自分の中から湧き出るように書いていきたい。そう考えています。
これは、自分自身に向かっての叫びのようなものかもしれません。自分勝手な視点で批判を受けるかもしれません。
でも、共感を持ってもらえる人に読んでもらえればと思います。
では具体的には、それはどんなことでしょう?
現在私が持っている最大の関心でありトピックは、最新の技術であるAI(人工知能)を使って自分の人生をより豊かで楽しいものにできないかということです。
特に次の2つの観点が挙げられます。
1. AIという武器を使って本を読む
(材料となり栄養となる情報・知識を飛躍的に手に入れる)
2. AIという武器を使って文章を書く、本を書く。
(自分のアイデアや発想が考えるスピードで人を動かし感動を与える文章となっていく。)
でもなんか難しそう。自分には関係ない、できそうもない。
そう感じるかもしれません。
そこで、一つ簡単なストーリーをお話させてください。
2020年の今年、日本でオリンピック開催というとても大きなイベントがあります。
私にとっての東京オリンピックとは、幼いときに白黒テレビが初めて家にやってきたときの思い出です。
そして、そのあと子供の頃に夢中になったTV番組はもちろんマンガで、一番強く記憶に残っているのはスーパージェッターという番組でした。
この中で、未来からやってきた主人公が手首につけた時計のようなものに話しかけると空飛ぶ車が飛んでくきます。そして、それに乗って次々と悪者をやっつけます。
この中で主人公は現代の科学者が見せた、キラキラとライトが光る巨大な大型汎用コンピューターを見て、未来ではこれと同じコンピューターがマッチ箱ほどの大きさになると言います。
私の学生時代には、アメリカで開発されたスーパーコンピューター(クレイ)が超高性能で天文学的な計算をすると言われました。
今私達が手にしているスマホはそのマッチ箱と思えてきます。しかも、そのときのスーパーコンピューターの性能をはるかに超えています。
なんと、2020年の東京オリンピックでは、開会式で空飛ぶ車がイベントに登場するといううわさです。
子供のときに夢見たイメージとは、多少の違いがあるかもしれません。
しかし、私たちは既にその未来に生きていると言えないでしょうか。
一方で、AIは人の仕事を奪うとも言われています。
でも私はその心配はないと考えています。これまでにも、新しい画期的な技術が現れて人間の生活は良い方向へ進化してきました。
蒸気機関が発明されて馬や牛の動力は必要なくなりましたが、鉄道や船は世界を一変させました。
内燃機関のエンジンが現れると、自動車とそこここに貼りめぐされた道路網により運送業の流通など、全く新しい巨大産業が産業が次々と現れました。
パソコンが行き渡ると、それまでのタイピストは職を失いましたが誰でもがパソコンを扱い仕事をするようになり、会社の仕事はずっと効率化されました。以前の紙ベースの仕事のやり方に戻れと言っても不可能です。
すでにクラシックとなったSF映画の2001年宇宙の旅では、HALと呼ばれるコンピューターと宇宙飛行士が会話をするシーンが多く出てきます。
今、私達はスピーカーに向かって話しかけ、テレビなどの家電をを操作しています。
語りかけるだけで、AIが私たちの命令に従い仕事をしてくれる世界がやってきたようです。
パソコン普及期の時代、「超整理法」で知られる経済学者の野口悠紀雄氏はパソコンを使って文章と情報の生産性を劇的に高める方法で大きな反響を呼びました。
その野口氏は今、AIを利用してスマホやパソコンの音声入力で本を書いています。
彼はAIの音声入力を使えば「文章を10倍早く書ける」と言っています。そして、彼の仕事の生産性は劇的に向上したと断言しています。
実際に、ここ2回にわたってお送りしたメール配信は、音声入力で駅の待ち合わせ時間に書きあげました。私の本の読み方、文章の書き方が一変しました。
私自身が本当にワクワクしています。
スマホの音声読み上げ機能を使えば、スマホが本を読んでくれます。もちろんこれは、自分が書いた文章や執筆のドラフトの推敲にも使えます。
今手元にあるスマホやパソコンを使えば、無料やほんのわずかなコストで自分の能力を飛躍的に高めてくれる方法がそこにあるのです。
「馬鹿とハサミは使いよう」と言いますが、鋭い刃を持ったAIは使いようによっては私たちの読んで書く能力を引き出す武器になる可能性を秘めています。
AIは以前よりも劇的に使いやすくなってきています。まだまだ「ぎこちない」点もありますが、普通の人が読書や文章を書くことに使える時代がやってきました。
この新しいものを使いこなせば、全く違う次元のストーリーが待っているかもしれません。
あなたも、その可能性を探る旅路に出てみたいと思いませんか?
少々前置きが長くなってしまいました。
このあとから、今世の中を大きく変えつつあるAIなどの最新技術を使えば、どんなことが可能になるのか。どうすれば、それを手に入れられるのか・・・。
自分自身でもそれを実践し楽しみながら、その新たな「ワクワクする」旅路のストーリーをお届けしていきたいと思います。
次回は、今回登場した野口氏も実践している「話すだけで書ける究極の文章法」とそのAIを使った10倍早く文章を書く方法を探りたいと思います。
もし面白そうだと感じましたら、このあとの配信にお付き合い頂けたらと思います。
今後カバーするトピック:
などなど。
感想や今後期待する内容など、ぜひ、以下のコメント欄にてお知らせください。今後の展開を考える上で大変に参考になります。
頂いたコメントにはすべて目を通しています。可能な限り回答させていただきます。
本の棚
大山賢太郎
追伸:
私ごとですが、私の息子はアメリカの大学でITを学びました。なんとか無事に終え、親子で卒業式に参加したのは私の一番の自慢です。
そして、福岡に本拠を持つプロ野球の球団のオーナーが経営する通信会社でAIの技術者として就職しましたが、数年して今はAIのベンチャー企業で日夜人工知能を作っています。
不思議なことに、彼は紙の本の信望者です。