Last Updated on 2018年7月15日 by 大山賢太郎
著者: 中澤信幸 「人を幸せにする生き方 – 生きがいと喜びを見つけた32人のストーリー」の舞台裏
本の棚では、読者向けに個人作家さんの本のキャンペーンなどの最新情報の配信をしています。
これに加えて、特に注目する著者本人のプロファイルを読者向けに「著者オンステージ」と第して紹介することにしました。
本の棚に登録していただく方は、特に本が大好きでいつも本を読んでいたい熱い読者です。
そういった読者は、これまでに読んだことのない新人や新しい視点の本を求めていいることが少なくありません。
読者が本当に読みたい本は人気の高い有名な出版社や作家さんとは限らないのです。
本の棚は、オンライン書店や大手出版社が行う無料や割引キャンペーンに限らず、広く優れた本を紹介していきたいと考えています。
紹介する場所は、サイトの「読者の広場」の中の専用ページを設けました。こちらかアクセスできます。(準備中)
これに加え、数千人の登録読者へ直接のメール配信、FacebookやTwitterへ投稿します。いいね!やリツイートで応援お願いします。
限られたリソースでの配信ですので、最初はゆっくりとですが、注目の新人さんや意外と知られていないが、おすすめの著者さんを紹介していく予定です。
ぜひ、あなたのお友だちにも紹介してください。
目次
著者: 中澤信幸 「人を幸せにする生き方 – 生きがいと喜びを見つけた32人のストーリー」の舞台裏
今回は、中澤信幸さんの「中澤信幸: 人を幸せにする生き方 – 生きがいと喜びを見つけた32人のストーリー」をご紹介しました。
この作品は、中澤さんの本業であるキリスト教会の牧師さんとしてのお仕事の幅を広げるために企画された書籍です。
今年2月にAmazonで発売した当初から人気を博し、現在は無料タイトル100位前後、各カテゴリーランキングの1位を獲得しています。
大変に素晴らしいスタートですね。
中澤さんからは出版以前の執筆中のときからコンタクトを頂いていました。
電子書籍の窓の著者向け情報の多くを利用していただきました。ありがとうございます。
彼がここまでうまく進められた秘訣とは一体何だったのか?
大変に忙しい中、その舞台の裏側のストーリーを明かしていただきました。
前置きが長くなりました。それでは、中澤さんどうぞ。
以下、ご本人による執筆内容です。
簡単な自己紹介と本の説明
「人を幸せにする生き方」の著者中澤信幸です。神奈川県相模原市にある大野キリスト教会で、現役のキリスト教牧師をしています。
「人を幸せにする生き方」は、自己啓発本のひとつです。自分自身の成功だけでなく、周囲を幸せにすることを軸として生きるように勧めています。
「人を幸せにする人」=サーバントという切り口で、大切な考え方を提示しています。
あわせて、実際にサーバントとして生きている人たちのストーリーを数多く収め、身近に感じてもらえるように工夫しました。キリスト教の牧師ということで、普段はクリスチャンを相手にすることがほとんどです。
今回の出版に関しては、意識的に広く一般の方々に読んでもらえるものにしようと考えていました。
「人を幸せにする生き方」は2018年2月14日にAmazonで Kindle 版の販売を始めました。
おかげさまで、多くの方にダウンロードしていただきました。
現在も無料版総合ランキングの上位にとどまっています。電子書籍にはなじみがない、という方も多くいたので、プリントオンデマンドを利用して書籍版も発行しています。
なぜ、今回の本を出版したのか。目的。自分のビジネスとの関係
出版の目的は、私個人の認知度を高めることです。
ずっとブログを書いたり、ポッドキャストを公開したりしてきました。それでも、情報発信力としては、わずかなものでした。
自分の発信するメッセージを明確なものにして、それを喜んでくれる層を開拓したいと願いました。
そのための手段として、自力で出版した書物をamazonで販売してもらうことを選びました。
目標として、1000人の生きたメーリングリストを作ろうとしています。私の発信する情報に共感し、喜んでくださる方々のリストです。
その1000人を主な対象にして呼びかけながら、コーチングや、マスターマインドグループの提供をしたいと願っています。
(マスターマインドグループは、同じような取り組みを切磋琢磨しながら継続するためのグループです)
電子書籍の窓との出会い
昨年の夏ぐらいから電子書籍を出版することをを考え始めました。
そのための情報収集をする中で電子書籍の窓に出会いました。無料や格安の電子書籍が案内されていて、良いサイトだなと思いました。
でも、それだけではありませんでした。主宰の大山さんが、電子書籍の著者をサポートしてくれるということを知りました。
とにかく、ひとりで手探りで進めていることが多かったので、サポートをお願いしました。
本は書くだけではなく、売ることまで考えて、取り組むのだ、ということで基礎から教えてもらいました。
本を売ることまで考えると、ワクワクしてきました。なんだか、冒険をしているというか、RPGを楽しんでいるというか、そういう感じでした。
マーケティングという意味では、メーリングリストの作ることの重要性を認識はしていました。
しかし、日本語で、きちんとそれを解説していてくれるものは、ありませんでした。大山さんは、その理論と実際について、基本的なことをきちんと紹介してくれていました。
なんとなくで理解していたことが、正確に理解できたので、非常に助かりました。
読者の方々に対して、魅力あるコンテンツをリードマグネットとして用意すること。
その特典に惹きつけられた方々のメールアドレスを提供してもらうこと。入手したメーリングリストを活用して、さらなるコンテンツを読者に届けていくこと。
これらを、できるだけ自動化できる仕組みに仕上げていくこと。
大山さんの教材は、どのステップについても、基本的な手順をおさえてあり、スムーズに進めることができました。
また、仕組みの理論がはっきりと説明されていたので、少しアレンジをすることもできました。
どのように準備をしたのか(できれば時系列で)
執筆は出版の4ヶ月前ほどから取り掛かりました。
とにかく、題材となることをかたっぱしから言葉にして、文字を打ち込んでいきました。それを構成していって、大体の内容を整えました。
同時進行で、もともとメールマガジンを購読してくれていた100人ぐらいの方々にサポーターになってくれるように依頼しました。
経済的なサポートではなく、原稿に対するフィードバックや、精神的な励ましなどのサポートです。30人ほどから、協力しますよ、がんばってください、とレスポンスがありました。
2ヶ月前ほどから、タイトルや表紙のデザインなども検討しました。表紙は、crowdworksでデザイナーさんに依頼しました。
タイトルは私が幾つか候補を出して、サポーターの方々の意見を聞きました。何度も手直しをして、いまのかたちにおちつきました。
いよいよ出版のめどが立ってきたところで(2週間前ぐらいでしょうか)、先行読者登録の呼びかけをしました。
いくつかの特典をつけました。
目的は、出版当初のダウンロード数を増やし、一気にランキング上位を獲得するためでした。
サポーターの方が、意欲的に呼びかけてくださったので、50人の先行読者登録をいただくことができました。
サポーターと先行読者の150人が、私の本の出版に協力してくださった方々です。
この方々の力なくして、出版はできなかったと思いますので、ほんとうに感謝しています。
出版前後で何が起こったのか(良かったこと、改善したいこと)
電子書籍の出版自体は、スムーズにできました。アマゾンの手続きもあっという間で、あっけないほどでした。
ただ、電子書籍を無料化する段階で、思わぬ誤算がありました。アマゾンで無料化するためには、他のところで無料で売られていることが必須になります。
一般的には、Koboが候補になります。
ところが、Koboに出版の申請をしたところ、本の中に外部に誘導するような広告、宣伝的な内容が含まれる、という理由で却下されてしまいました。
残るはiBooksのほうですが、これはマックのユーザーでないと申請できない、ということでした。アマゾンでの無料化が、思わぬことで足踏み状態になってしまいました。
解決は、思いがけないところにありました。
アメリカの電子書籍配信サービスのSmashwordsに、何の考えもなく、「人を幸せにする生き方」を登録していました。
そこから連絡があり、世界の各ストアでも配信しているよ、ということでした。
その中に、なんどKoboストアも含まれていたのです。
外部への誘導を含んだままの内容で、Koboストアで販売されることになりました。それによって Amazon での無料化も成功することになりました。
無料化になった段階で、メーリングリストの方々に発売開始をアナウンスしました。
予告していた発売日より遅れ、2日おあずけを食っていたこともあって、初動の売れ行きは勢いがありました。
初日から、あっという間にサブカテゴリーで1位を取るようになりました。 二日目には各カテゴリのランキングで1位を取るようになりました。
2日目までのダウンロード数は、200冊程度です。総合のランキングも上位に上がってきました。
1位になりたいと思ったのですが、アダルトコンテンツなどもあり、なかなかトップに上ることは難しいようです。
これまで、一ヶ月のダウンロード数は2000冊です。
いままで関わってきた人たちよりも、さらに多くの人の手に渡ったことを実感しています。
難しさを覚えているのは、電子書籍をダウンロードした人たちのメールアドレスを取得することです。
本の中に、特典ダウンロードを案内しました。希望者は、メールアドレスを記入して、ダウンロードできる仕組みです。
読者の2割ぐらいはダウンロードするだろうと期待していました。ところが、現在でも10人ほど、つまり0.5%です。
理由はいくつかあります。
まず、何と言っても、特典が魅力的でなかったということでしょう。本の内容をコンパクトにまとめたシートだったのですが、わざわざダウンロードしようと思うほどのものではなかったようです。
もうひとつは、電子書籍のページから、特典ダウンロード先にアクセスするのが、案外めんどくさいということです。
よっぽどスムーズでないと、アクセスすることをあきらめてしまうようです。
さらに考えられるのは、無料読者層のレスポンス率の低さです。とにかく無料だからダウンロードした、という人も相当数いたのでしょう。
レスポンスがないのも、当然のことかもしれません。
今後どのようにすすめるのか(本の出版とビジネス)
私の目標は、この出版などを通して、1000人のリストを作ることにあります。
そのために、二つの方向で取り組みを考えています。
ひとつは、この本を使ったメーリングリストの構築についてです。改善点として、もっと魅力的な特典を提供すること。さらに、ダウンロードしやすくすること。
あるいは、アマゾンで有料販売にすることも手段のひとつかもしれません。無料で読みたければ、メールアドレスを教えてくれ、というかたちにすることです。
いずれにしても、何らかの手を打たないといけない、と感じています。
もうひとつは、ブログのリニューアルです。
デザインはもちろんですが、中心的なメッセージを前面に出した作りにしたいと思っています。
(※ 編集者の追加コメント: 本記事の執筆後にブログをアップデートされています。今日もいい人: 人を幸せにするサーヴァントを応援します。 )
コーチングやマスターマインドグループの提供も効果的にアピールする必要を覚えます。
ブログがホームベースになるので、魅力あるコンテンツをますます提供することが必要です。
このブログをとおしても、リストのメンバーを増やすことができるはずです。
私にとって、1000人の仲間をつくるのはとても無理なことのように思えていました。
でも、こうして一歩動き始めたときに、もう少し何かがどうにかなれば、決して無理なことではないと考えるようになりました。
そのもう少しの何か、を大山さんをはじめとする先輩の著者さんたち、読者のみなさんの助けをいただいて、見つけたいと願っています。
四代続くクリスチャン家系に生まれる。苦悩する友人の助けになれなかった経験をとおして、人の役に立つ生き方を志し、キリスト教牧師になる。モットーは「いつだってあなたのために」。人に仕える歩みによって、自分もみんなも幸せにすることを提唱し、サーバント・リーダーシップの探求を深めている。本の棚著者ページ: 中澤信幸
大山賢太郎 さんのコメント:
大山です。今回著者紹介のページ「著者オンステージ」をはじめました。初回は中澤信幸さんです。私自身も中澤さんの生き方には共感を覚えます。キリスト教信者ではありませんが、マスターマインドに参加しました。みなさんも、この記事を読んでなにか感じることがありましたら、メッセージをコメント欄に書き込んでみてください。著者としての気付きやちょっとしたノウハウなど、色んな意味で著者の和が広がりそうな気がします。皆さんのメッセージお待ちしています。大山