Last Updated on 2018年10月30日 by 大山賢太郎
速報! AmazonがKindle Singleを日本でも開始! 2015年4月28日にAmazonは、これに先立って2010年10月にアメリカのAmazonで既に開始していたKindle Singleを日本でも開始すると発表しました。
Amazon.co.jp、新サービス「Kindle Singles」を開始
〜米国で「電子書籍リーダーを買うべき最大の理由」と評価されたサービス〜
Singleとは、音楽のレコードでシングルレコードとLPという使い方から来ています。この名前のとおり、通常は30ページから150ページ(400詰原稿用紙換算)に設定され、これまでの制約に縛られること無く、著者が最も自然と思う長さで書くことのできる書籍ということです。これ、一体どんなサービスでしょうか?この速報では、その最新情報をお届けします。
このサービスは、アメリカのAmazon.comでは2011年に既に開始されていたサービスです。2012年に日本と同時にKindleが開始したイギリスとドイツでも、今回、Kindle Singleがほぼ同時に始まりました。
価格帯は99円から399円。廉価にあたる価格域に設定されています。読者にとっては、すぐに手に入れて最後まで読み終える簡単お手軽なサービスが一つ増えそうです。
開始されたばかりのKindle Singleでは、以下の様なそうそうたる作品が既に並んでいます。
- 池井戸 潤著 「なるへそ」 (43ページ、199円)
- 中田 永一著 「ファイアスターター湯川さん」 (112ページ、99円)
- 本谷 有希子著 「〈この街から〉」 (31ページ、99円)
- エリカ・ハヤサキ著 「コーンの流砂にのみこまれて コーンの海で溺れた青年の記録」 (160ページ、299円)
- ミシュカ・シュバリー著 「ザ・ロングラン 人生を走り出す日まで」 (130ページ、199円)
- ジェフ・ワイズ著「旅客機はどこへ消えたのか マレーシア航空MH370便の行方」 (150ページ、299円)
でもこれ、どこかで見たような価格帯ですよね?
これは、個人の著者にとって、自分のKindle著作を大幅に販売拡大するきっかけとなるのでしょうか?それとも、脅威となるのでしょうか?
これまで、単行本から電子書籍化されたKindle本は、多くの場合、紙の本の価格帯を基準に設定されてきました。これに対して、多くの個人著者が設定した価格帯はこれを下回る場合が多くあります。そこにSingleが追加され、価格帯が全く重なるわけです。
Kindle Singleとは、一体、想像を絶するチャンスなのか、それとも新たな黒船襲来の脅威なのか? そして読者にとっては?
次回は、このへんも含めて、速報をフォローする形でアメリカの先進事例なども含めて詳しく解説していきます。それまでの間、どんなことを知りたいか、質問や疑問点を以下のコメント欄からお教え下さい。できるでけ、お答えできるように調べていきます。
ご自分の本をすでにKindleで出版されていますか?その準備を進めていますか?このKindle Singleはあなたにとって大きなチャンスとなるかもしれません。電子書籍の窓は、個人の著者を応援しています。
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