Last Updated on 2018年10月30日 by 大山賢太郎
Kindle (Newモデル): Amazonは2016年6月23日、電子書籍リーダー端末のKindleの新型を7月20日から販売開始すると発表し、同日から予約受付を開始しました。この新しいエントリーモデルの新型の突然のリリースには、Amazonの隠された戦略が見え隠れします。
この記事では、AmazonがKindleで電子書籍市場を制覇する戦略の裏側を探ります。
Kindle (Newモデル): 発売にあたってのご注意
Kindleは、すでに販売が終了予告されていたKindleリーダー端末のエントリーモデルであるKindleの後継機種となるものです。
画面サイズ、色の濃淡を表す色調、そして充電時間や持ち時間に変更はありません。ちなみに、旧機種はすでに購入できなくなっています。 したがって、Amazonが新機種リリース時によやるように、予約待ちで到着を待たなければなりません。
さらに、 Kindle (Newモデル) に驚きの事実判明です!
大きな機能の変更はありませんが、驚くべき事実が判明しました。ボディの改良が驚くべき進歩を遂げていたのです。 しかしなんと、このニュースにこの驚きの事実が判明しました。
これは一見するだけでは分かりません。わずかながらより小さく薄く、そして軽くなったような印象を受けます。しかし、これを一旦他機種と変更すると、Amazonの驚愕の戦略が垣間見えてきたのです。
具体的には、改良された点は以下のとおりです。
旧型
サイズ: 169 mm x 119 mm x 10.2 mm 重さ: 191g
新型
サイズ: 160 mm x 115 mm x 9.1 mm 重さ: 161g
これにより、KindleはKindle Paperwhiteと比較してみると以下のようになります。
Kindle Paperwhtie(無料3Gなし)
サイズ: 169mm x 117mm x 9.1mm 重さ: 205g
Kindle Voyage(無料3Gなし)
サイズ: 162mm x 115mm x 7.6mm 重さ: 188g
なんと、Kindle Paperwhiteよりも縦9mm・横2mm小さく、44gも軽くなっています。また、これはKindle Voyageと比較してさえ、縦1mm小さく、27g軽くなっています。
驚きなのはその価格です。 Kindleは電子処せリーダーの入門モデルとしての位置づけです。Amazonは、これを8,980円に設定しています。ここからさらに、AmazonPrime会員は4,000円の割引がありますので実質4,980円で手に入れることができるのです。
Kindleの今後の展開はどうなる?そして、楽天Koboの対応は?
去る2016年4月には、最上位モデルのKindle Oasisを35,980円という、これも驚きの価格でリリースしたばかりです。人間工学に基づいた設計で、ボデイの最もうすい部分を3mmにまでにしていました。その技術がさらに活用されているようです。
こうなってくると、Kindle PaperwhiteもKindle Voyageにもボディにも改良が加わるのも間近のように感じます。当然ながら、最安値のエントリーモデルよりも劣るままにしておくわけには生きません。これ以下のボディサイズになるのは必須と予想されます。
また、これに対して楽天Koboはどう対応してくるのでしょうか?
現在のところ、楽天Koboからは「Kobo Aura」「Kobo Glo HD」「Kobo Aura H2O」の3機種が販売されています。 この中で、Kindleの直接の対抗機種はKobo Auraでサイズや企画もほぼ同じです。Kindleが不利な点は、解像度(167ppi vs 211ppi)とバックライトがない点などで、多少機能は劣る点は否めません。
しかし、今回の改良でサイズもほぼ互角となりました。エントリーモデルとしての価格(Kobo Auraは11,880円)と比較して、入門機としてのお手軽な価格優位性で引き離しにかかっているようです。
楽天Koboの今後の対抗が楽しみです。
※楽天KoboのKobo Auraは、現在、家電量販店の店頭販売のみになっています。楽天Koboのサイトからは購入できません。
Kindle (Newモデル) 新機種の詳細は下のKindle (Newモデル)の画像をクリックして確認してください。
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