Last Updated on 2018年10月24日 by 大山賢太郎
Clippings.ioとKindle: あなたは、沢山の本を読みながらも読んだ本が身につかず、さらには自分のために活用できていないと感じていませんか?これは、多くの本好きが永遠につき合うことになる共通の課題です。
ここ数年で、電子書籍とAmazonなどのオンライン電子書籍ストアで多くの本が簡単に手に入るようになりました。さらに、Kindle Unlimitedの読み放題サービスの登場で、全く新しい本の活用方法が必要になってきました。
この記事では、Clippings.ioとKindleのハイライトとメモを活用して読んだ本の記録を自動的にクラウド活用する究極の読書環境を作る方法を探ります。
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目次
なぜ、本を読んでも使えないのか?
私自身、これまでに大量の本を読んできました。しかし同時に、常に読んだ本が実際に自分の役に立っているかどうか真剣に悩んできたのも事実です。
本を読んだ直後には理解し納得しています。とは言え、日常の生活の中で本から得た知識を具体的に活用できているかどうかは別問題です。
また、積読で読まないままになった本も数多くあります。部屋に置ききれない本は段ボール箱行きです。(※ますます読む可能性が低くなります。)
ここ数年で3度あった引っ越しの時には、本棚からダンボール箱へと強制連行です。そして、引っ越した後にダンボールから本棚へ出して整理するのが、これまた大変な作業です。
そういうわけで、そのまま行方不明や忘却のキャズム行きになっている本も数知れずとなります。
この積ん読を乗り越えて読んだとしても、最後まで読破できないもの、読みっぱなしで何のアクションも取らず、活用もされず。本を買った時のひらめきや興奮も何処かへ消えてしまっています。
この結果、本の知識が身につかない。本から得た知識を有効活用して価値を生み出せない、という問題と長い間付き合ってきました。(あなたもどこかで聞いたことがありませんか?)
これは、私自身が長い間自問自答してきた課題でした。
しかし最近、あることがきっかけで、この問題の突破口を見出しトンネルを抜ける糸口を見出しました。それは、あるクラウドサービスを発見したからです。そこでは、次のような気づきがありました。
気づき: 「あなたが悪いのではない。これまでは、読書から得た知識を自動化する体系的なシステムがなかったからです。」
ではこの、「本の知識を後から自由に使えるシステム」とは、一体どのようなものなのでしょうか?
今、体系的な読書活用システムが今求められている
巷では、優れた読書術があって少なからずの画期的な読書の方法があります。(電子書籍の読書術: あなたの読書が驚くほど加速する厳選7冊とは?)多くの先生方は、本を読みながら書き込みをし読書ノートを作ることを薦めています。
しかし、紙の本ではアンダーラインや書き込みを読書ノートにまとめるのが大変な作業です。
また「読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]: 奥野 宣之」は多くの人が評価する方法ですが、紙の本を読んでノートに書き写すだけでも大変な労力と時間が必要です。
学者や人気作家であれば仕事の一部、作業の一環としてできるかもしれません。しかし、毎日がますます忙しく仕事や雑務に追われる現代人には実質的には不可能に近いと言えます。
しかし、これは電子書籍と読書のクラウドサービスの登場で大きく変わろうとしています。
Amazon Kindleの電子書籍であれば、ハイライトやメモを読書中に本に記録してそれを後から使うことができます。(ハイライトとメモの利用方法については、「Kindle ハイライト: Kindle本の上級者が使ってブッチギリの差をつけている「ハイライトとメモ」のスマート活用術とは?」をご覧ください。)
スマホのKindleリーダーアプリであれば、マーカーやアンダーラインを引くように4色のハイライトを付けたり、選択した箇所にメモを付けることができるのをご存知ですか。この機能は、マンガや雑誌の固定レイアウト以外の文字中心のKindle本で活用できます。
とは言え、多くの人がその存在も活用した時のメリットも知りません。
また、これを利用した経験のある人でも、単に選択した箇所に色を付けて満足しているだけというケースが少なくありません。利用価値がなく、手間がかかるだけと考えがちなのが現状です。
恥ずかしながら、私自身も最初はそう思いました。
しかし、これを最大活用するサービスを使えば次のようなことができるのです。
- Kindle本で記録したハイライトやメモを自動的にクラウドサービスに保存し整理編集できる。
- 読書ノートにまとめる時間を大幅に減らす
- 本から得た知識をデジタル処理できる
- アウトプットに簡単に再利用できる
一体、どのようなシステムなのでしょうか?
この後詳しく見ていきます。
Clippings.ioとKindle: 読んだ本の記録を自動的にクラウド活用する究極の読書ツール
「読んで得た知識が身につかない、整理するのに苦労する、あとから使えない」という問題点を解決する体系的なシステムとは一体どのようなものなのでしょう。
それは、Kindleの読書機能であるハイライトとメモなどと連携して、全ての本の情報をクラウドで一括して整理編集するClippings.ioというサービスを使います。
そして、ネット上にある情報をクリップして管理するクラウドサービスのEvernoteと統合することで、ハイライトやメモなどの記録を読書データベースとして活用できます。
これをスキーム図で表すと以下のとおりです。
Clippings.ioの具体的な仕組み
Kindleストアで購入したKindle本に記録したハイライトとメモはAmazonのKindleクラウドと通信でつながっていてほぼリアルタイムで自動的に同期されます。これは、AmazonKindleという読書SNSサイトで一覧表示できます。
AmazonKindle(https://kindle.amazon.co.jp)とは、Kindleストアで購入した本の読書の状況やレビューを管理する蔵書管理、読書中に記録したハイライトやメモを一覧表示する機能、読書の状況やハイライトを会員間でシェアするなど、Kindleの読書を更に楽しむための読書ソーシャルサービスです。
この読書ソーシャルサービスのの詳しい説明は「AmazonKindle: Amazonの読書ソーシャルサービスが本の世界をさらに楽しくする」を参照してください。
Clippings.ioにAmazonアカウントを登録することで、Kindleのクラウドにあるハイライトとメモの記録が連携されます。これで、ハイライトとメモの記録をClippings.ioにワンクリックでダウンロードし整理編集できます。また、変更をKindleのクラウドにアップロードすることもできます。
これに加えて、Clippings.ioとEvernoteと結合することで、Clippings.ioで整理編集した読書記録と知識の情報をEvernoteの専用ノートブックのノートに同期できます。
Clippings.ioを使うことで得られるメリット
主なClippings.ioを使うメリットは次の通りです。
- 読書の記録を自動的にまとめて整理
Clippings.ioに定期的にダウンロードすることで、Kindle本のハイライトやメモの記録を全てClippings.ioで整理編集できます。これには、コレクションによるカテゴリー管理、タグ管理、ハイライトとメモの編集や追加、削除を一箇所で一括管理できます。 - 簡単にデジタル処理できる
Clippings.ioで管理する読書記録は、テキストのデジタルデータです。テキストファイルを始め様々なフォーマットのファイルをエクスポートし、パソコンなどでデジタル処理してアウトプットに活用することができます。 - 強力なクラウドサービスでデータベース化して知識を利用できる
Clippings.ioをEvernoteと連携することで、読書の記録を読書のデータベースとして、Evernoteの強力な情報管理機能で検索やタグ管理などの機能を利用できます。 - Kindle Unlimitedの読書履歴と読書ノートを残して使える
2016年8月に始まったKindle Unlimited読み放題サービスは、これまでの本の読み方を一変させる可能性を秘めています。14万冊の日本語Kindle本と130万冊のKindle洋書から電子書籍を「借りて」一度に10冊までであれば、返却期限なく、好きなだけ読むことのできるサービスだからです。一方で、問題もあります。それは返却後はKindle本は端末だけでなく本のリストからも削除されてしまう点です。これは、Kindleハイライトとメモを残しておけば、後からでも記録を使うことで解決できます。
今後Kindle Unlimitedから大量の本を貸し出して読んでいくのであれば、これは素晴らしい解決策となります。
Clippings.ioのその他の特徴
その他の特徴としては、次のようなことができます。
- 読書の記録を一箇所で編集してAmazonに反映する
全てのハイライト・メモ、ブックマークに注釈や編集を一箇所から加え、ワンクリックでAmazonKindleに反映できます。 - シェア
お気に入りのKindleハイライトをお友だちとシェアできます。 - デバイス
iOS、Android、Winddows、Kindleリーダー端末など、Kindleが読まれる全てのデバイスでの読書の記録を共有して楽しめます。 - エクスポートで拡張利用
読書の記録をWord、Excel、PDFなどの文書形式にワンクリックでエキスポートできます。また、Send-to-KindleでAmazonにワンクリック送信して、パーソナルドキメントとしてKindleアプリでさらにハイライトやメモを追加できます。
この次のステップ
今後、近い将来においてAIの活用で知識の取得や整理、活用の方法も革新的に変化していくことになります。
AIのアシスタントに話しかければ、自分が読みたい本を選び、自分の代わりに読書をして、自分が知りたいことを教えてくれるのかもしれません。きっと、知りたい知識を一瞬にして数千、数万冊という本の中から選んで抽出してくれるのでしょう。
しかし、私たちの本を読んで楽しむ、ためになる知識を成長に役立てるという読書の活動は無くなることはありません。しかし、このまま紙の本の読書にこだわっていたら、知識社会で大きく遅れを取ることになりかねません。
本の形が変わり、その読み方が大きく変わろうとしています。読書から得た知識を更に活用して、自分が成長し、高い価値を生み出していく大きなチャンスが訪れています。
そして今、クラウドサービスを活用し、読書をさらに楽しみ、そして本から得た知識を活用する体系的なシステムとアプローチが求められていると思うのです。
自分の読書をレバレッジさせ、自分自身をさらにエンパワーする体系的な読書と知識のシステムが簡単に手に入ります。
そこから得られる読書から得た知識の塊は、あなたの仕事や人生をより楽しく素晴らしいものに進化させてくれるに違いありません。
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具体的な活用方法の説明については、今後の配信で画像や動画を使って詳しく解説していきます。まずは、今後の配信を受け取るためにKindleお役立ち情報の購読者リストに参加してください。
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